新橋駅前SL広場（東京都港区東新橋1）などで10月14日・15日、鉄道開業150周年を記念したイベントが開催された。

当日の様子

　1872（明治5）年10月14日に日本初の鉄道が通り、発着駅として利用された同駅。今回、鉄道開業150年周年を記念して、地元商店会の「愛宕一之部連合町会」や「ニュー新橋ビル」の各階商店会が主催して2日間にわたりイベントを展開した。

　初日、オープニングイベントとして東京消防庁の音楽隊が演奏を披露。新幹線から巨大ロボットに変形するプラレールの玩具シリーズ「新幹線変形ロボ シンカリオン」の写真撮影会も行った。

　同日、「鉄道開業150周年記念列車」E655系「なごみ（和）」の運行もあり、同駅を出発し、鉄道開業当時の沿線を走行して桜木町駅を目指した。JR東日本の社員が旧新橋停車場などを案内する街歩きイベントも実施。「Suica（スイカ）」のペンギンとの記念撮影の時間も設けた。「新橋歴史写真館」では開業時の錦絵や、当時走っていた1号機関車の写真、港区で保管されていた以前の新橋駅前SL広場の風景などの写真を展示した。

　2日目は、新橋駅の鉄道4社局（JR東日本、都営地下鉄、東京メトロ、ゆりかもめ）などに設けられたチェックポイントを巡る「新橋駅鉄道4社局キーワードラリー」のほか、駅社員の仕事体験も行った。港区立御成門中学校や、港区立御成門小学校など地元小中学校がダンスなどの出し物を披露したほか、「JR東日本東京吹奏楽団」による演奏もあった。

　会場付近では2日間にわたり、オリジナル鉄道グッズや鉄道古物、日本各地の駅弁なども販売し、参加者たちが記念に購入する姿が多く見られた。