汐留イタリア街の「Shiodomeitalia クリエイティブ・センター」（港区東新橋2、TEL 03-3432-6263）は2月29日から、イタリアのファッション誌ヴォーグなどで活躍したイラストレーターの回顧録展「マッダレーナ・シストの世界　イラストで綴るイタリアンデザイン、ファッション、トレンドの変遷」を開催する。

　70年代から30年間にわたりイタリアンヴォーグやエルデコなどでファッションイラストをメーンに発表し、2000年にがんのため死去したマッダレーナ・シスト（1951年～2000年）氏。ファッションやデザイン・ライフスタイルをテーマに活動したマッダレーナ氏は、ジャーナリストや建築家としても活躍、「イタリアファッション界の名物的な存在」だったという。

　同展はマッダレーナ氏の没後、イタリアンヴォーグの編集長が中心となり企画され、2004年にイタリアのラ・トリエンナーレ・ディ・ミラノで開催した巡回展となる。

　展示内容は、54枚の水彩画で構成される「ファミリー」や、ティーポットやカップなどのオブジェ、写真、アニメーションフィルム、ドローイングなど。生前マッダレーナ氏が残した数千点に及ぶ作品の中から、ファッションとデザインがテーマの水彩画100点などを選出したもの。雑誌に寄稿した記事も併せて展示を予定している。

　開館時間は11時～19時。月曜休館。5月25日まで。

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