新橋の老舗和菓子店「新正堂」（港区新橋4、TEL 03-3431-2512）が現在、110周年企画として「切腹ミニチュア」を販売している。

渡辺社長と新パッケージ「切腹最中」

　1912（大正元）年9月創業の同店。初代店舗は、奥州一之関藩・田村右京太夫上屋敷（通称＝田村邸）跡にあった。田村邸は、忠臣蔵の発端となった播州赤穂藩主・浅野内匠頭長矩切腹の地としても知られている。

　110周年記念グッズ第1弾として販売していた新正堂「令和」マグネットの配布に続き、第2弾として人気商品の「切腹最中」のミニチュアを販売する。ボールペンなどに装着できる「切腹ミニチュアチャーム」（3,300円）と、切腹最中が座布団の上に乗る「切腹ミニチュア座布団」（3,300円）の2種。「ミニチュア工房on from home」が一つ一つ手作りしている。

　渡辺仁久社長は「切腹ミニチュアは110周年記念になればと思い、小さな最中に愛を込めて作った。私が11月に社長を後退するので、その記念も兼ねた」と話す。

　営業時間は9時～19時（土曜は17時まで）。商品無くなり次第終了。