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東新橋の牛すじカレー店「スジ田中」1周年で話題ののれん新調

リニューアルした「スジ田中」ののれん。「田中」の部分に、前ののれん同様の手書き感が残る

リニューアルした「スジ田中」ののれん。「田中」の部分に、前ののれん同様の手書き感が残る

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 汐留・イタリア街そばのテークアウト牛すじカレー店「汐留 スジ田中」(港区東新橋2、TEL 03-3434-5855)は2月に開店1周年を迎え、のれんをリニューアルした。

店内にディスプレーされる古いのれん

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 同店は昨年2月27日にオープン後、「大人の事情で」(井上社長)7月30日に店名を「スジロー」から「スジ田中」に改名。その際「ロー」の部分を黒マジックで「田中」に修正した白いのれんが注目を集める。「写メを撮られたり、『これこれ』と指をさして笑ってくださったりと、改名直後はちょっとした観光名所になってたくさんのお客さんが来てくれた」と、井上社長はのれんが果たした予想外の宣伝効果に笑みをこぼす。

 のれんのリニューアルに踏み切ったのは「マジックで書き足した部分が色あせ始めたのと、話題にする人も減り始めたこともあり、役目を終えたとの判断」。新しいのれんは赤地に白抜き文字の仕様。「田中」の部分は古いのれんをそのままロゴ化することで、手書き感を残した。「のれん屋さんに『ロゴデータが汚くないですか』と言われたが、事情を話して手書き感を残してもらった。会心の出来」と、井上社長は満足げな表情を見せる。

 「新しいのれんは道路の反対側にいても目に飛び込んでくるほど派手で、常連さんからは『前の(のれん)はネタとして良かったが、今度のは店として良い』と褒められた」と、井上社長。「去年はいろいろな経験をしたので、今年は怖いものなし。まずはショップカードを作るなど、店の宣伝に注力したい。その結果やり方をまねた店が他にできても、われわれは目くじら立てないから」と破顔一笑する。

 営業時間は11時~16時。土曜・日曜・祝日定休。

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