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東新橋にテークアウトの牛すじカレー店「スジロー」-弁当店が出店

利用客の多くはサラリーマン。近隣で働く工事関係者の利用も多い

利用客の多くはサラリーマン。近隣で働く工事関係者の利用も多い

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 汐留・イタリア街付近に2月27日、テークアウトの牛すじカレー店「汐留 スジロー」(港区東新橋2、TEL 03-3434-5855)がオープンした。

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 経営は、浜松町で33年にわたり「お弁当のかわの」を経営するハートイート(台東区)。店舗面積は約10坪。営業はランチタイムのみでテークアウトが基本だが、13時からは店内で食べられるようカウンター5席を用意する。

 主力メニューは「牛すじ根菜カレー」「牛すじ根菜みそ煮込み丼」(以上550円)、「スジローあいがけ(カレーとみそ煮込み)」(600円)。牛すじは柔らかい国産のものを使用。丸一日かけて煮込む。使う根菜は、レンコン、ニンジン、新ジャガなど。みそ煮込みにはダイコンとコンニャクなどが加えられる。

 カレーは「お弁当のかわの」で時折出していたメニューの一つ。社長の井上さんは「お客さんの反応がとても良かったので、カレーオンリーの店の出店を決めた」と話す。味は「辛すぎない、家庭的な和風のカレー」だという。

 「みそ煮込みはヘルシー志向の女性に人気」と店主の橿村さん。味は名古屋出身の井上さんが決める。「三河赤みそを使って甘辛く濃い味にする。小口切りのネギをたっぷりのせて食べると、ちょうどいい味になる」。

 ライスは白米と玄米から選択。量は並盛りが250グラムで、中盛り増し(100グラム増し、50円)、大盛り増し(200グラム増し、100円)にもできる。「お肉系 日替わり丼」「お魚系 日替わり丼」(以上550円)も提供。「数量が少ないので、早い時間に売り切れる」(橿村さん)。サイドメニューは3種類の価格で用意。コロッケ、生卵、温泉卵、納豆(以上50円)、チーズ、カニクリームコロッケ、アジフライ(以上100円)、空揚げ、メンチカツ(以上150円)。ドリンクは、ペットボトルのお茶数種を100円で販売する。

 カレーまたは丼の購入客には、「野菜おそうざい」または「季節の汁」を無料でサービスする。総菜は7~8種類、汁ものは1種類で、メニューは日替わり。共にセルフサービスで、総菜は10センチ角のプラスチック容器に盛り放題。「ふたができれば、どれだけ盛ってもオーケー。女性客はたくさんの種類を少しずつ盛っている」と橿村さん。

 井上さんと橿村さんは10年来の関係。大手外食チェーンに勤めていた橿村さんが新しいことに挑戦しようと思っていたとき、井上さんから誘われて店主を引き受けた。まだ日は浅いが、同店での仕事は「ランチしか需要がないなど驚きの連続」と話す。「本店に追いつくのが今の最大の目標」とも。井上さんは「ネットで検索すると『スシローではありませんか?』と出る。これが『スジローではありませんか?』となるくらい店を有名にしたい」と意気込む。

 営業時間は11時~16時。土曜・日曜・祝日定休。

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