「オフィス・デポ」西新橋店・神谷町店が閉店-経営方針の転換で

閉店まであと30分を切ったオフィス・デポ神谷町店最後の姿。西新橋店とともにその歴史に幕を閉じる

閉店まであと30分を切ったオフィス・デポ神谷町店最後の姿。西新橋店とともにその歴史に幕を閉じる

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 オフィス・デポ・ジャパン(品川区西五反田7)は6月26日、「オフィス・デポ」の西新橋店と神谷町店を閉店する。

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 閉店は米オフィス・デポ(フロリダ州)の経営方針によるもので、今年に入り既に日本国内の28店舗のうち14店舗が閉店している。最終的には旗艦店である五反田店のみになる予定で、今後は「実店舗以外の法人営業部、カタログ通販、ネット通販の部門に力を入れていく」(同社広報担当者)構え。

 西新橋店は2003年に、神谷町店は2004年にそれぞれオープン。以降両店は近隣オフィス街に勤めるビジネスマン・OLらに親しまれてきた。閉店を前に、1カ月前から売り尽くしセールを行った。最終日は値引き率も上がり、中には店舗内の備品と思われるフックや濡れた雨傘にビニールを装着する傘袋自動装着器まで売られていたという。

 オフィス・デポ神谷町店の近くでねじ専門店「三和鋲螺(さんわびょうら)」を家族で経営する石井健友さんは「よく利用していただけに残念だ。神谷町店は、銀行跡地だった今の場所に隣のセブン-イレブンと同時にできた。近所には学校があるし、需要はあったはず」と閉店を惜しむ。

 同社では、日本国内小売事業縮小にかかる費用として1,300万ドル(約13億円)を見込む。

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