銀座の生花店、経営譲渡で新橋に2店舗目-ビジネスユース狙う

銀座に比べ、個人ユーザーが多い「レ フロール アンソレイエ 新橋店」。「花1本からでも気軽に入れる店舗」を目指す

銀座に比べ、個人ユーザーが多い「レ フロール アンソレイエ 新橋店」。「花1本からでも気軽に入れる店舗」を目指す

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 パリスタイルの生花店「レ フロール アンソレイエ」(中央区銀座2)が6月14日、2号店となる新橋店(新橋5、TEL 03-3431-8741)をオープンした。同店は旧生花店「カルトセゾン」。

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 今回の新橋出店は、「レ フロール アンソレイエ」オーナーの野口泰英さんが、事業転換のため閉店することになった「カルトセゾン」から経営を引き継いだことによる。旧店のオーナーと野口さんとは「修行時代の仲間」。8.2坪の路面に面した店舗は経営譲渡にあたり、パリの生花店を意識して黒を基調としたシックなデザインに改装した。

 ニーズは銀座店同様、ビジネスユースを核に「花1本から」。野口さんはかつて大手電機メーカーの営業マンとして丸の内に勤務していたこともあり、企業や営業マンなどの顧客を多く抱える。新橋店オープンは株主総会の時期だったこともあり、役員人事異動による需要が多くみられたという。

 「新橋はお花屋さんの少ない地域。エリア柄、男性も照れずに入れるような店にしていきたい。新橋での生花需要の活性化を目指すとともに、生活の中に花を取り入れる楽しみを知ってもらえたら」と野口さん。銀座店では毎週土曜日にフラワーアレンジメント教室も開催しており、今後新橋での教室展開も視野に入れるという。

 同店はパリスタイルのアレンジメントが特徴で、芸能人や著名人への贈答用の需要も多い。野口さんが生花を学んだ都内の生花店「リベルテ」はパリの生花店「レ・ミルフォイル」と提携するため、同店に強く影響を受けたという。9月には川崎への出店も予定する。

 営業時間は10時~19時。土曜・日曜・祝日定休。

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