新橋駅近にタイ焼きならぬ「コイ焼き」店-総菜系のランチパックも

「カロリーは低いが腹持ちがいい」という同店のコイ焼き。スタッフの一ツ町達哉さん(左)は「日本一の店を目指す」と張り切る

「カロリーは低いが腹持ちがいい」という同店のコイ焼き。スタッフの一ツ町達哉さん(左)は「日本一の店を目指す」と張り切る

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 新橋・柳通りに7月11日、タイ焼きならぬコイ焼き店「鯉やき恋来~い」(港区新橋3、TEL 03-3431-8751)がオープンした。経営は京菓子店や車両部品など多角的に事業を展開する「坂本通商」(海岸1)。

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 同店のコイ焼きは、九州から発祥し人気が北上している「白いタイ焼き」と、同じく最近人気の薄皮タイプのタイ焼きを、特注したコイ型で焼いたオリジナル。韓国風のタイ焼き「プンオパン」にも似ている。

 コイ焼きは一律150円で、メーンは「薄皮鯉やき」「白い鯉やき」の2種。「薄皮の方はパリッと、白い方はモチっとした食感。絶妙な粉の配合で本当においしいものができた。甘さ控えめのあんこは店で煮た手作り」(同社社長の坂本京子さん)という。慶事用にタイ型も用意しており、「時にはタイ焼きも並ぶ予定」(同)。

 女性をターゲットに企画した同店。のれんやスタッフTシャツにはコイをモチーフにしたキャラクターを使い、商品名も「かわいい」ものを意識した。坂本さんは「女性のためにカロリーは150キロカロリーと控えめにし、黒糖やコラーゲン、オリゴ糖など美容にいい素材を工夫した」と話す。

 同店では、軽食にもなる総菜系メニューも提供する。現在販売するのは「白い鯉やき」にしょうゆをつけてノリを巻いた「いそべ君」、同カレー入りの「インド君」。昼時にはコイ焼き2点にわらび餅などの京菓子を付けたランチパック(350円)も販売する。ランチパックは「いそべ君」と日替わりの総菜焼きを組み合わせたもの。ランチ開始初日には用意した10パックが完売。「いそべ君」はすでにリピーターもできたという。

 「今後は総菜系の種類を増やしていきたい。企画中なのはみそ入りの『おみそちゃん』、白玉入りの『子持ちゃん』など。これからチキンライス入りも試作する予定」と同店店長の大森伸一さん。大手タコ焼き・タイ焼き店出身の大森さんは、「味には自信がある」と意気込みをみせる。

 「不況に強い商材を探していてタイ焼きと出会った。今年は世間にタイ焼きが登場して100年。そして世界は100年に一度の不景気。それもあり、タイ焼き店に着手した」と坂本さん。今後は新橋の店舗のほか、千葉県内のJR駅でも催事販売を行う予定で、先々はFC展開も狙う。

 もともと宝石事業がメーンの同社は、オープンを記念して先着500人の来店客に天然石のオリジナル携帯ストラップを進呈する。「鉱山から直接買い付けたもので、卸売価格でも1,500円。多くの人に知ってもらい、喜んでもらえる店にするため、この際もうけは度外視」(坂本さん)。

 当面の営業時間は11時~23時。ランチは15時まで。配達も可。

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