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虎ノ門で初の防災フェス 地元飲食店が「かまど料理」振る舞い

当日の様子

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 防災イベント「PINPOINT BOSAI TORANOMON」が10月27日、西桜公園(港区虎ノ門1)で初開催された。主催は虎ノ門一丁目琴平町会と桜川町会。

かまどベンチを使って、地元飲食店の料理を振る舞う様子

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 虎ノ門一丁目琴平町会長の古澤正夫さん、桜川町会長の林眞佐男さんの「関東大震災から100年が経ったことで、改めて防災について考えたい。防災が大切なことは分かるが、より自分ごととして捉えられるイベントがしたい」との思いから企画した同イベント。

 当日は、会場内に設けたステージでトークライブを開いた。お笑いコンビ「三拍子」が司会を務め、約80人が来場した。第一部は、一般社団法人「地域防災コーディネーター育成機構」代表理事の瀧澤征宏さんをゲストに招き、「都市ならではの防災」をテーマにしたトークが行われ、東京消防庁芝消防署署長の喜多洋樹さんによる講演後は、消防隊が消火効果測定器を用いて消火実演を行った。

 第二部では、お笑いイベント「虎笑門(とらえもん)」を開催。三拍子のほか、お笑いコンビ「ぶっこきんぐ」や「スイッチヒッター」などが出演。会場内に設置した計測器で客の笑顔を計測し、どの組が一番もっとも客を笑顔にしたかを競い、三拍子が優勝した。

 会場内では、西桜公園内に設置されている「かまどベンチ」を使って、地元飲食店の料理が振る舞われた。ダイニングバー「Come Back」のミネストローネ、北海道料理店「白老食堂」のあら汁、フレンチ「La Grace」のカレースープを提供し、3種の味を競う「炊き出しグランプリ」も行い、「Come Back」が優勝した。

 このほか、虎ノ門の防災情報を載せたマップ、老舗煎餅店「きや」のせんべい、中央日本土地建物のノベルティを同封した防災グッズなどを来場者に配布した。

 林桜川町会長は「初めての開催だったため手際の悪い部分もあったが、参加した人たちの防災意識が高まったイベントになったと思う。第2回、第3回も開催したいが、在住者だけでは成り立たたないので、在勤者と一緒に盛り上げて、結果的に地域全体として防災意識が高まっていけたら」と話す。

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