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新虎通り沿道開発モデル事業「新橋四丁目計画」上棟 「新虎通り CORE」に

新虎通りの核(=CORE)を目指す「新虎通り CORE」の完成イメージ

新虎通りの核(=CORE)を目指す「新虎通り CORE」の完成イメージ

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 新橋と虎ノ門を結ぶ環状2号線「新虎通り」で森ビル(港区)と大林新星和不動産が進める「(仮称)新橋四丁目計画」が12月9日、上棟し施設名を「新虎通り CORE(コア)」に決定した。

建設中の「新虎通り CORE」

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 「東京のしゃれた街並みづくり推進条例」に基づき「環状二号線沿道新橋地区 街並み再生地区」に指定されている同通り。現状の課題として、「100平方メートル未満の敷地が多く小規模な敷地に建物が密集している」「約6割の建物が旧耐震基準である」「今まで建築物の裏口だった部分が大通りに面している」などが挙げられ、統一感とにぎわいのある街並みの形成が求められている。昨年4月には、森ビルが虎ノ門エリアの大規模開発計画として「国際新都心・グローバルビジネスセンター」構想を発表するなど、東京の新たなシンボルストリートを目指しさまざまなプロジェクトが始動している。

 同施設は、同通りの統合と再編を実現するための第1号プロジェクトとして誕生。2018年9月竣工予定。敷地面積約1500平方メートル、地上15階建て、延べ床面積約1万7500平方メートルの複合施設となる。

 1階・2階はにぎわいや交流の場になるよう商業施設として飲食店などの店舗とイベントスペースを設け、3階には600平方メートル以上のインキュベーションオフィスを整備。4~14階はオフィスフロアとなる。オフィスフロアは天井高2.8メートルで、床から天井までのフルハイトサッシを採用することで、明るく開放的な執務スペースになるという。

 同フロアには、クリーク・アンド・リバーや同グループ企業が入居することが決まっている。多彩なクリエーター支援を行ってきた同社の展開に、虎ノ門~新橋エリア発展への貢献が期待される。

 同エリアのエリアマネジメント活動を行う「新虎通りエリアマネジメント協議会」の松本栄一会長は「1階にはエリアマネジメント活動にも活用できるスペースができるとのことで、非常に楽しみ」と話し、「五輪に向けたシンボルストリートにふさわしい品格ある街並み作りを目指している。当計画もエリアマネジメントの拠点の一つとして、さらにこの地域の魅力の一つとして、エリアのCOREになっていってほしい」と期待を込める。

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