海運関連事業などを展開する東海汽船（港区海岸1）は7月1日から、「東京湾納涼船」の運行を開始する。

　同社の夏の企画船「東京湾納涼船」は昭和25年より営業を開始。プラン内容は生ビールやワインなどの飲み放題と乗船料がセットになったコース（2,500円）で、昨年の乗船客は約11万人に上った。船内は「トップテラス・ビアガーデン」「A～Eデッキ」「納涼船カジュアルダイニング」など個室や座敷席含め7区画に分かれている。

　フードメニューは、江戸前寿司などの「豪華オードブルセット」（18,000円）をはじめ、屋台店鋪で提供する「千疋屋カレー」（700円）、「鉄板焼ステーキ」（600円）、「キャラメルポップコーン（萌え系）」（400円）、「握り寿司」（100円）など30品以上。レストラン席ではコースセット（6,000円～）も提供する。

　1日2回行われるショータイムでは、140人の応募から選ばれた12人の「浴衣ダンサーズ」が3人1組で15分～20分のダンスを行う。月曜～木曜は浴衣着用者限定で乗船料金を1,000円割り引く（大人のみ）キャンペーンも展開する。平日は仕事帰りの会社員、週末は家族連れなどの利用を見込む。今年度の目標乗船客は10万人。

　同社担当者は「7回目となる浴衣ダンサーズによるショーは、固定ファンの方もおり大変好評。東京湾大華火祭のある8月11日や週末などは満席の日もある」と話している。船は、19時15分に竹芝桟橋から出航しお台場など東京湾内を経由後、21時に同ふ頭に帰港予定。9月24日まで。

フォトフラッシュ＜新橋経済新聞＞東海汽船