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環状二号線III街区プロジェクト、上棟式-名称「虎ノ門ヒルズ」に

東京の新ランドマークを目指す?「虎ノ門ヒルズ」イメージ

東京の新ランドマークを目指す?「虎ノ門ヒルズ」イメージ

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 建設中の「環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区」が3月1日、上棟式を行った。施工者は東京都、特定建築者は森ビル(港区六本木)。

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 同プロジェクトは東京都心の大動脈として1946年に計画され、凍結されていたもの。2002年に事業計画が発足し、再開発事業の権利者・東京都・港区・特定建築者(森ビル)で構成する「環二地区再開発協議会 虎ノ門街区部会」を、地元地権者と49回にわたり重ねてきたという。 当日は虎ノ門街区部会より、III街区名称を「虎ノ門ヒルズ」に決定したことが発表された。着工は2011年2月28日。

 敷地面積約1万7000平方メートル、?建築面積約9400平方メートル。?建物は地下5階、地上52階、塔屋1階、高さ247mの超高層複合施設となる。施設内には、オフィス、住宅、国際会議対応のカンファレンス、店舗、日本初進出のホテル「アンダーズ 東京」などを誘致するほか、地上には広大な芝生広場など約6000平方メートルのオープンスペースを設ける。

 同事業は、貴重な都心の土地を有効活用する都市開発の新しいモデルケース。都施行再開発としては初の「事業協力者方式」を導入したほか、立体道路制度の利用で、道路事業と再開発事業を一体的に推進。環状第二号線の本線部を地下化し、道路の上下空間を建築可能区域として再開発ビルを建設することで、土地の有効利用を図る。

? 新橋・虎ノ門エリアは、東京都がアジア地域の業務統括拠点や研究開発拠点の集積、外国企業誘致を実施する国際戦略総合特別区域「アジアヘッドクォーター特区」に位置する。?同プロジェクトは周辺の都市開発の起爆剤や、東京の国際新都心形成に寄与するものとして期待される。

 竣工は、環状二号線と共に2014年を予定。

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