ラーメンライス専門店「味噌屋せいべえ」、新橋ガード下に復活

新橋に「帰って来た」ラーメンライス専門店「味噌屋せいべえ新橋店」。オープン当日は雨の中待つ人々をスタッフ一同で出迎えた。

新橋に「帰って来た」ラーメンライス専門店「味噌屋せいべえ新橋店」。オープン当日は雨の中待つ人々をスタッフ一同で出迎えた。

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 ラーメンライス専門店「味噌屋せいべえ新橋店(港区新橋3、TEL 03-6459-0303)が1月30日、新橋駅烏森口近くのガード下に開店した。オープン当日はあいにくの雨となったが、同店のオープニングイベント「10円ラーメン」目当てに、開店1時間前から多くの客が列を作った。

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 同店は新たに出店された「新橋店」で、昨年3月に御徒町へ移転した「新橋本店」とは経営母体が異なる。旧店舗は「味噌屋せいべえ」をフランチャイズ展開する花研(豊島区)の直営店だったが、新店は同社の加盟店。新たに飲食事業部門を設けた千葉県内の鉄鋼関係会社が経営する。

 同社役員で「味噌屋せいべえ新橋店」の店舗責任者・加藤修平さん(33)は「飲食業の経験はほとんどないが、開店までの1カ月近く、御徒町の『味噌屋せいべえ』本店でみっちり研修を受けた。慣れないことも多く大変だが、想像以上にお客様が来てくれてありがたい」と笑顔で話す。

 オープン当日用に150食用意した10円の「みそラーメン」は13時の開店から約2時間で完売。土曜・日曜を含め、その後も順調な客の入りで、加藤さんはうれしい悲鳴を上げているという。初日に並んだ客のほとんどは男性。オープン後も、近所のビジネスマンでにぎわっている。

 「味噌屋せいべえ新橋本店」はラーメンライス専門店として2005年4月にオープン。以降、「ライスお代わり自由」というサービスで若い会社員層を中心に話題となったが、出店するビルの取り壊しにより昨年3月、御徒町へ移転。新橋からの撤退を惜しむファンが少なくなかった。そのため、「再び新橋で『味噌屋せいべえ』を味わえることを喜ぶ客の声も多い」と加藤さん。

 店舗面積は25坪、席数は42席(カウンター=17席、テーブル数=6卓)。メニューはこれまでと同じ。「みそラーメン」(680円)、豚バラ肉と玉ねぎを炒めた物をトッピングした「ぶたみそ」(980円)、加藤さん「おすすめ」の「辛ねぎみそ」(860円)など。しょうゆ味の「中華そば」(650円)や塩味の「こく塩」(同)もあり、どの麺メニューでもライスが無料で注文できる。

 出店場所は昨年8月に40年の歴史に幕を閉じた「とり宴」の跡地で、雰囲気のあるガード下エリア。加藤さんは「当店もこの街に愛される店にしていきたい。売り上げも大切だが、それよりも『この店に来たい』と思ってもらえる店、いろいろな意味で日本一の店にしていきたい」と意気込みを語る。

 営業時間は11時~翌5時。

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