浜松町で「古代文字アート展」-古代文字で名前描くワークショップも

人がひざまづき大切に育てた草を神に捧げている図は、漢字「芸」の原型。ものを大切にし、生み出す人という意味だそう

人がひざまづき大切に育てた草を神に捧げている図は、漢字「芸」の原型。ものを大切にし、生み出す人という意味だそう

  • 0

  •  

 環境学習施設「港区立エコプラザ」(港区浜松町1、TEL 03-5404-7764)で2月7日より、「古代文字ART展」が開催される。

[広告]

 同展は、古代文字アーティストの天遊(てんゆう)さんが墨を使って古代文字をもとに描いた作品を展示するもの。約3500年前に使用されていたという古代文字をモチーフにしており、「絵としても書としても楽しんでもらえるよう、2年かけて作り上げたアート」(天遊さん)だという。

 展示されるのは、幅2×長さ5メートルの大きなものからハガキ大のものまで、大小含め約40点。新作として展示するのは天遊さんが京都の老舗額装店で、職人が高級額の端材で作った小さな額に出会い、インスピレーションを得て作られたという作品「メモリー」。天遊さん自身が今まで描きためたものや捨てられなかった余り紙などを使って「大切な思い出」を作品に込めた。

 期間中、ワークショップ「古代文字で名前を描こう!」(大人向け=11日11時~13時、子ども向け=14日11時~13時)や、アートディレクター・浅葉克己さんによるトークショー「古代文字と現代デザイン」(12日18時~19時30分)も行う。

 天遊さんは「古代文字には神と自然への祈りと感謝が込められている。文字の中にドラマがあり、それぞれの名前にもメッセージがある。私の作品やワークショップを通じてそうしたことを感じたり、気付いてほしい」と話す。「自分の名前が持つ意味に気付き、心構えに変化が起こった人もいた」とも。

 開催時間は9時30分~20時。第4月曜休館。入場無料。今月15日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース