SL機関車C12をかたどった土鈴-鳥取県アンテナショップで実演販売

「より本物に近付けたい」と改良を重ねているというSL土鈴。実際に音が鳴るのも土鈴の魅力。大小2サイズがある。

「より本物に近付けたい」と改良を重ねているというSL土鈴。実際に音が鳴るのも土鈴の魅力。大小2サイズがある。

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 鳥取県アンテナショップ「食のみやこ鳥取プラザ」(港区新橋2)で2月7日より、SL機関車C12型167号機をかたどった若桜焼きの土鈴が実演販売される。9日には、同ショップでアルバイトとして働く「こなき爺」も出勤の予定。

土鈴を制作中の大坪さん

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 期間中はSL土鈴だけでなく、土鈴でできたおひなさま「ひなさんセット」(10個=21,000円)や「干支土鈴」(大=1,680円、小=525円)、鳥取県の「ゆるキャラ」で12年の歴史を誇る「トリピー」(1,890円)など、約200個を限定販売する。ショップ内では土鈴への絵付けの実演も行い、名前などを入れてもらうことが可能。

 同SL土鈴は若桜鉄道開業20周年を記念して、若桜駅で保管されているC12型167号機をモデルに作られたもの。通常は若狭でしか入手できないため、「土鈴コレクターや鉄道ファンに注目されており、雑誌『鉄道ファン』3月号にも掲載された」(鳥取県企画部広報課職員・榧野弘之さん)という。

 土鈴を製作するのは鳥取県伝統工芸士の認定を保持する大坪英治さん。大坪さんは八頭郡若狭町の出身で、1977(昭和51)年から茶道具や郷土の歴史、祭礼縁起などにちなんだ土鈴の製作を始めたという。工房は氷ノ山の山ろくを望む雄大な自然に囲まれた同町内にあり、そこで1カ月かけて一つひとつ土鈴を手作りしている。

 若狭鉄道は23施設が有形文化財に認定されている鉄道の名所。若桜駅には機関車転車台も保存されており、さながら鉄道模型のジオラマのようで鉄道ファンにも人気の場所。榧野さんは「ここ新橋は日本で初めて鉄道が敷設された街。これからも鉄道つながりで何かできたらうれしい」と話す。

 SL土鈴の寸法は、大=全長16.5×幅7×高さ9(単位=センチ)、小(機関車・客車)=全長6.7×幅3×高さ(同)で、価格はそれぞれ6300円、3675円。売り切れの場合、注文で取り寄せることも可能という。

 営業時間は、月曜~土曜=10時~20時。日曜・祝日定休。イベント開催は今月11日まで。

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