ホテルオークラで「平山郁夫追悼展」-オークラ神戸所蔵の大作も

大作が並べられた平山郁夫展。初日には平山画伯の兄・平山吉雄さんも来場した

大作が並べられた平山郁夫展。初日には平山画伯の兄・平山吉雄さんも来場した

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 ホテルオークラ東京(港区虎ノ門2、TEL 03-3582-0111)は8月4日より、第16回秘蔵の名品アートコレクション展「平山郁夫 平和への祈り」を開催している。同展はチャリティーイベント「アートは世界のこどもを救う」の一環で、会場は別館地下2階のアスコットホール。

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 今回の企画は、昨年12月に79歳で逝去した日本画家・平山郁夫画伯をしのぶ追悼展で、大作を含む78点を展示している。ホテルオークラ神戸(兵庫県神戸市)からも、ロビーに常設展示している屏風パネルの大作「豁然快朗(津田の松林)」(1988年)を出展。香川県津田の松林を描いた同作品が同所以外で展示されるのは22年ぶり。

 広島・尾道出身の平山画伯は1945(昭和20)年8月6日、学徒勤労動員先の広島陸軍兵器支廠で被爆。以降、美術を通じて積極的に平和活動を行うほか、被爆体験は後の作品「仏教伝来」をはじめとする仏伝とシルクロード連作へ続く画業の原点ともなった。奇しくも原爆の日と前後して企画された同展では、それらの作品群が数多く展示されている。

 都内初公開となるアフガニスタン・バーミアン渓谷の大仏を描いた「バーミアンの大石仏」(1968年)は、その後タリバンによって爆破された姿を描いた「破壊されたバーミアンの大石仏」(2003年)と並べて展示。「ペルセポリスの遺跡(現実の風景)」(1974年)と「ペルセポリス炎上(想像)」(1976年)も並べて展示するなど、普段別々の場所に所蔵されている関連作品を比べて鑑賞できるのも今回の特徴。

 期間中、専任の学芸員による作品解説「ギャラリートーク」イベントと「親子で学ぶギャラリートーク」も開催。実際に作品を鑑賞しながら解説を行う。12日にはランチビュッフェと新日本フィルハーモニー交響楽団による演奏会をセットにした「平山郁夫を辿るアート鑑賞とランチ付きチャリティー演奏会」(8,500円、要予約)も予定する。

 同社のメセナ活動の一つとして1994年に始まった「秘蔵の名品アートコレクション展」。展示作品は企業・団体・個人が所有している美術品が中心で、日ごろ鑑賞することのできない貴重な作品が並ぶ。純益のすべてが企業文化交流委員会を通じて日本赤十字社とNHK厚生文化事業団に寄付され、これまでの総寄付金額は約1億5千万円に上る。過去15回の来場者は延べ約38万人。

 開催時間は10時~18時(金曜は20時まで、最終日は17時まで)。入場料は、一般=1,200円、学生=1,000円、中学生以下無料。ギャラリートークの日程は同ホテルサイトで確できる。今月29日まで。

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