「日比谷シティ夜能」公演迫る-狂言師・野村萬斎さんも出演へ

秋の夜長に野外で能を楽しむ「日比谷シティ夜能」は27年続く人気イベント。写真は梅若六郎さん演じる「恋重荷」。

秋の夜長に野外で能を楽しむ「日比谷シティ夜能」は27年続く人気イベント。写真は梅若六郎さん演じる「恋重荷」。

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 日比谷の秋の風物詩となっている「日比谷シティ夜能」の公演が間近に迫った。今年は女性ファンが多い狂言師・野村萬斎さんも出演するとあり、公演2日目の10月8日の入場券はすでに完売している。

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 主催は産経新聞社。豪華出演者による同公演は今年で27回目を迎え、古くからのリピーターも多いという。当日は日比谷シティ広場に能舞台が組まれ、約950席のいすが用意される。

 「近代的な場所で古典を上演することにこだわっている」(主催=産経新聞事業局担当者)という演目は、すべて古典的なもの。初日の7日は人間国宝の野村万作さん主演による狂言「磁石」と、観世流能楽師・梅若六郎さん主演の能「恋重荷(こいのおもに)」を上演。

 完売した8日は、テレビドラマなどでも活躍する野村萬斎さん主演の狂言「附子(ぶす)」と、喜多流能楽師の香川靖嗣さん主演の「殺生石 女体(せっしょうせき・にょたい)」の上演を予定。

 「日比谷シティ夜能」は、日比谷シティが完成した1981年当時、「広場を利用して何かイベントを」と産経新聞社と慶応大学卒業生で組織される東京三田倶楽部によって企画された。産経新聞社はこのほか、ミッドタウンでも能狂言公演を開催している。

 当日はスターバックスによる屋台も出店予定。雨天の場合は日比谷公会堂での上演となる。

 公演日時は、両日ともに18時開場、18時30分開演(上演時間は約1時間半)。入場料は、指定席=5,000円(当日は5,500円)、自由席=4,500円(同5,000円)。

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