コンラッド東京で目隠しディナー「クラヤミ食堂」-総料理長が腕振るう

各シーズン毎に2~3回ずつ開催してきた話題の同イベント。今夏は「チケットが発売開始10分で売り切れた」(軽部さん)という。

各シーズン毎に2~3回ずつ開催してきた話題の同イベント。今夏は「チケットが発売開始10分で売り切れた」(軽部さん)という。

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 汐留のコンラッド東京(港区東新橋1)で12月23日、目隠しをした暗闇状態で食事をする「クラヤミ食堂Christmas Special」が開催される。同イベントはクリスマスに向けた特別企画で、同ホテルと博報堂の企業内大学の研究チーム「こどもごころ製作所」(港区)の共催。

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 クラヤミ食堂は、目隠しをした状態で初対面の人とフルコースのディナーを食す体感イベント。「世の中に新しい動きを起こす価値軸を発見し、自らが情報発信をしていく」(同研究チーム広報)という同研究チームの理念による企画事業で、昨年10月から赤坂のキッチンスタジオなどで行われている。

 食事はテーマとストーリー性を持たせた高級素材のフルコースで、ソムリエが厳選したワインも提供する。会場では視覚を遮断され敏感になった聴覚と想像力をさらに刺激するため、ストーリーの朗読と関連した効果音を流すなどのさまざまな仕掛けと演出が行われる。

 イベントの趣旨上、複数で参加しても席は離ればなれに。こどもごころ製作所所長・軽部拓さんによると、「最初は皆さん緊張の面持ちだが、最後は旧知の友のように仲良くなってしまう」のが同イベントの特徴という。「内面からコミュニケーションから始まり、助け合っていかなくてはならない特異な環境がそうさせるらしい。だから参加者の感想には『おいしかった』がほとんどない(笑)。それ以上に感じる新しい発見の印象が強いようだ」。

 17回目の開催となる今回は初のコンラッド東京とのコラボ企画。「コンラッド東京の洗練された空間・高級感のある料理と合体し、ラグジュアリーでこれまでにないものになる」(同イベント広報)予定。会場は同ホテル2階の宴会場「風波」で、料理は同バンケットのフレディ・シュミッド総料理長が同ラボと共同で開発した。参加料金もこれまでの約2倍で、料理内容にも期待が高まる。

 軽部さんは「主催者側にも『子ども心』が必要。楽しみながら試行錯誤している。開催するたびに新しい発見があり、毎回新しい試みを取り入れているが、やりたいことは尽きない。内容は言えないが、今回も喜んでもらえるはず」と自信を見せる。

 18時30分開場、19時開演。参加は20歳以上で、料金は1人17,000円(コース料理・フリードリンク込み)。

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