竹芝で横浜港開港150周年PRイベント-ジャンボシウマイや特大月餅も

中国では中秋の名月にアヒルの卵の塩漬けが入った「中秋月餅」を供える習慣がある。重慶飯店でも毎年ローズホテル(横浜市)に特大サイズを飾る。

中国では中秋の名月にアヒルの卵の塩漬けが入った「中秋月餅」を供える習慣がある。重慶飯店でも毎年ローズホテル(横浜市)に特大サイズを飾る。

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 横浜市は12月4日、竹芝のニューピアホール(港区海岸1)で横浜港開港150周年を前にしたPRイベント「横浜発表会2008」を行った。

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 同イベントは、2009年に開港150周年を迎える「横浜の魅力」を、東京を中心とする報道関係者向けに伝えるもので、今回が3回目。テーマは「横浜 温故知新 ふるきをたずねて新しきを知る」。

 開会セレモニーでは「開国博Y150」のキャラクター「たねまる」を案内役に、中田宏横浜市長、「開国・開港Y150」総合プロデューサーの小川巧記さん、モデルでフィギュアスケーターの澤山璃奈さん、「たねまる」の声を担当する声優の松本梨香さんが登場。八景島シーパラダイスからはケープペンギンの「まーちゃん」が来場し、ステージ両脇に施されたイルミネーションの点灯式を行った。

 第1部のトークセッションでは横浜出身の中田市長、澤山さん、松本さん、在住30年以上の小川さんで「横浜のおすすめ」についてのトークセッションが行われた。「横浜は港で有名だが、自然も豊か。住んでいながらもワクワクする街」「横浜の人はとてもフレンドリーで、古い建物などを大切にしている。仕事以外では横浜を出たくない」など、横浜への愛情を熱く語り、会場が盛り上がった。

 小川さんは「日経トレンディの『2009年ヒット予測ランキング』では『開国博Y150』が8位にランクインした。多くの人に楽しんでもらいたい」と意気込みを語った。また、「開国博Y150」のテーマソングを歌う人気ミュージシャン「ゆず」のビデオレターも上映され、期待を高めた。 

 第2部のハイライトは、ゲスト4人による「崎陽軒」提供の特別仕様の「ジャンボシウマイ」と「重慶飯店」提供の「特大月餅」のカット。しかし、「ジャンボシウマイ」は準備中に台座のテーブルの脚が折れるというアクシデントに見舞われ、急きょ「特大月餅」に晴れ舞台を譲った。

 「ジャンボシウマイ」は、崎陽軒本店内にあるレストランでで主に披露宴のケーキ代わりに使われているもの。内部には、開港150周年にちなんで通常の大きさのシウマイ150個が詰められており、来場者に振る舞われた。各店舗の出展ブースでは、横浜発祥の「牛鍋」やオリジナルカクテル「ヨコハマビューティー」、「横濱カレー」などの試食が催され、参加者の列ができた。

 中田市長は「『150周年記念』を一過性のものにしたくない。これを機に横浜を振り返りもっと好きになってもらい、思い出を残せたら」と思いを語った。イベントを担当した横浜市経済観光局の志田将史さんも、「民間事業者の力添えに感謝している。互いの相乗効果も期待でき、大きな意味があった。来年の本番に向けて、行政だけではなく市民も一丸となって横浜の魅力を伝えていきたい」と意欲を見せた。

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