「まちと美術館のプログラム『アートがまちを表現する：愛宕・新橋・虎ノ門編』」が新橋・虎ノ門エリアで始まり1カ月がたった。

　「Traveling Inside：ここにある『未知』を旅する」をテーマに展開されている同プログラム。森ビル（港区）と森美術館（同）が2018（元号）年に行った「まちと美術館のプログラム：アートが街を表現する」プログラムに続く第2回目となる。

　今回は、3つのコンセプト「ネットワークとパッチワーク」「触覚すごろく詣」「絵葉書的旅のガイドブック」を設け、オンラインでも楽しめるプログラムを実施する。

　「身体0ベース運用法」の安藤隆一郎さんと「ワタリドリ計画」の 麻生知子さん・武内明子さんのアーティスト2組3人の作品を個人で楽しめる同エリアの街歩きツアー動画の公開も始まった。動画では、同プログラムに関するアーティストの取り組みなどを映像や展示で紹介するという。

　同プログラム企画の川勝真一さんは「新しい街へと生まれ変わりつつある虎ノ門エリアで、今回は街に埋め込まれた記憶や痕跡に着目し、アートの視点からいつもの見慣れた風景を『未知』へと変えるツアーを紹介している」と話す。「自由に旅することが難しい状況の中、街の魅力を見いだし、楽しんでもらえたら」とも 。

　1月23日まで。K2虎ノ門ビルディングで放映するほか同プログラムのホームページでも視聴できる。