ホテルオークラ東京で6月26日、「フォーブス ジャパン」創刊記念セレモニーが行われた。

　「Forbes（フォーブス）」誌は、ハースト社がかつて発行した新聞のビジネスコラムニストたちを統括していたスコットランド移民の「B.C.フォーブス」によって、1917年にアメリカで創刊された。現在では、アジア（アジア大西洋地域）、ヨーロッパ、各国版など、世界32カ国で総発行部数が700万部以上発刊されている。

　アトミックスメディア（港区東麻布）が「Forbes」誌の日本版のライセンスを取得し、「フォーブス ジャパン」の創刊を記念して開かれた同セレモニーには、来賓として経済産業大臣の茂木敏充さん、キッコーマン取締役名誉会長兼取締役会議長の茂木友三郎さん、同創刊号の表紙を飾った元ソニー会長兼CEOで現クオンタムリープ代表取締役ファウンダー兼CEOの出井伸之さん、ヴェルト代表取締役CEO野々上仁さんらが出席。創刊を祝った。

　アトミックメディアCEO「フォーブス ジャパン」発行人兼編集長の高野真さんは「今、この時期に日本でフォーブスジャパンを創刊することは大変意味深いもの。日本経済は長年にわたるデフレから脱却し、自信を取り戻しつつあり、再び世界のけん引役になろうとしている。世界有数のグローバルビジネス誌『フォーブス』のブランド力と私たちが持っている日本のマーケットについての知識を融合させれば、フォーブス ジャパンは成功を収められると信じている」と意気込む。

　「フォーブス ジャパンの発行を通じ、ベンチャー企業家と大企業の経営者とをつなぐ役割を果たしたい」とも。