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新橋の立ち飲み店が「セルフ生ビール」開始-常連が発案、50円引きに

コミュニケーションツールとして活躍中のビールサーバー。提供時間や量に制限はない

コミュニケーションツールとして活躍中のビールサーバー。提供時間や量に制限はない

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 西新橋の立ち飲み店「J-KITCHEN」(港区西新橋1、TEL 03-5510-9577)は9月20日より、客が自分で生ビールをつぐ「セルフ生ビール」のサービスを始める。

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 7月26日、あんかけパスタ専門店「あんかけ堂」跡にオープンした同店。オーナーは銀座で高級料亭やラウンジを手掛ける女性。経済の浮き沈みに対応できる多角的な店舗展開を求め、180度毛色の違う立ち飲み店を開いた。「立ち飲みやホッピーは初めて」という銀座からの常連客も訪れる。

 今回のセルフ生ビールは常連客の発案によるもの。「新橋の活気・景気が震災後から低迷し続けている現状を見て何かしたいと思った」という店長・山口久美子さんは、現場で客と接しているスタッフと共に飲食店として何ができるか話し合い、試験的に始めてみることにした」。9月より、常連客を対象にテストサービスを開始した。

 アサヒドラフトマスターの有資格者であるスタッフがつぐ生ビールは350円。客自身でつぐと300円になる。セルフ利用客には、スタッフからおいしい生ビールのつぎかたなどをレクチャーする。「参加型のイベントで、お客さまに遊んでもらえたら」という思いもあった。

 「上手につぐ方もいれば、中には失敗をする方も。コミュニケーションを取りながら楽しく生ビールをつぐ姿は、周りから見ていても楽しい」と山口さん。上手につげる客が自分でついだ生ビールを周囲の客におごるなど、想定外の事態も起きているという。

 営業時間は16時~22時30分。土曜・日曜・祝日定休。

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