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新橋「ゆかた美人」、グランプリは地元航空会社勤務の女性

第16回ゆかた美人コンテスト入賞の3人。左から、グランプリの金子彩花さん、準グランプリの赤木野々花さん、新橋ねっと賞の佐竹美砂さん

第16回ゆかた美人コンテスト入賞の3人。左から、グランプリの金子彩花さん、準グランプリの赤木野々花さん、新橋ねっと賞の佐竹美砂さん

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 「新橋こいち祭」で7月22日夜、「ゆかた美人コンテスト」の最終選考公開審査が行われた。7月後半とは思えない肌寒さの中、候補者10人はステージ上であでやかなゆかた姿を披露した。

「ゆかた美人コンテスト」グランプリの金子彩花さん(拡大)

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 同コンテストは年齢性別などを問わず、下は小学生から上はシニア、男性やニューハーフまで幅広い応募があるのが特徴。自薦他薦は問わず、応募条件の「浴衣が似合うと思う人」であれば誰でも参加できる。16回目となる今年も、都内を中心に全国から男性などを含む300人以上からの応募があった。

 グランプリに輝いたのは品川区在住の金子彩花さん(24)。新潟出身、「ミス十日町」に選ばれたこともある。大学時代の4年間は、日本テレビ(東新橋1)の番組「ズームイン!!」でアルバイトを経験。現在は全日空(東新橋1)に勤務しており、新橋とは縁が深い。

 「子どものころから祖母や母親の影響で着物や浴衣を着る機会が多かった」という金子さん。グランプリを告げられると驚きの表情を見せた。「ウェブ投票ではほとんど投票がなく、不安なまま今日を迎えた」と胸中を明かす。副賞のJALパック「4泊6日ハワイペア旅行」は、「新潟から上京して着付けをしてくれた母と行く」。

 準グランプリは神奈川県藤沢市の女子大生・赤木野々花さん(20)。「わざわざ田舎から出て来てくれた母に喜びを伝えたい。(浴衣美人として)多くの人に新橋の温かさを伝えていきたい」と受賞を喜んだ。このほか、審査員特別賞には千葉県流山市の女子大生・竹生朱里さん(19)、ウェブ投票1位に贈られる新橋ねっと賞には京都出身の佐竹美砂さん(28)が、それぞれ選ばれた。

 今年の同コンテストは内容を一新。審査員による審議の間、ステージ上では浴衣ファッションショーが開催された。モデルはハクビ京都きもの学院に通う生徒らと、昨年の「ゆかた美人」グランプリと準グランプリ、一昨年のグランプリ受賞者。アキバ風ミニ丈の「浴衣ドレス」や、モード系の浴衣も登場した。

 審査員で資生堂販売美容統括部部長・正久園子さんは「受賞した4人の共通点は、太陽やヒマワリのような笑顔。そして、桃のようにおいしそうな肌」とコメント。ハクビ京都きもの学院銀座校副校長・田島静代さんは「今年は着こなしのレベルが高く、審査に苦心した。皆個性的でよく似合っている。(母親から譲り受けたものなど)昔のものを大切にしていることも心強い」と評価した。

 グランプリと準グランプリ受賞者は今後、新橋に関するさまざまな行事やイベントに協力する予定。

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