鳥取県アンテナショップが2周年-ゲゲゲ人気でレトロ鬼太郎も初上京

目の位置が微妙なレトロ鬼太郎。シュールさが逆に魅力に

目の位置が微妙なレトロ鬼太郎。シュールさが逆に魅力に

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 鳥取県のアンテナショップ「食のみやこ 鳥取プラザ」(港区新橋2、TEL 03-5537-0575)が開店2周年を迎えた8月29日、鳥取県から最古の現役着ぐるみの「鬼太郎」が駆け付け、道行く人々を喜ばせた。

近年の「かわいい鬼太郎」の姿

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 鳥取県は、妖怪や砂丘などを目玉に観光誘致などに注力。その一環として、2008年に同アンテナショップをオープンした。春から放送が開始されたNHKの連続ドラマ「ゲゲゲの女房」人気も手伝い、同店もにぎわいをみせている。この日は県内で露地物の二十世紀梨の出荷も始まり、同店でも積極的に試食販売を行った。

 レトロ鬼太郎が登場したのは、午前・午後・夕方の3回。鬼太郎は、青いデニムシャツに同様の記事の7分丈パンツというリアルなファッション。目が中央にあり、鼻と口がほとんどないことから、遠目に見ると「一つ目小僧」のようにも見え、通常の「かわいい鬼太郎」(担当の県職員)よりもシュールで妖怪らしさが漂う。子どもたちにも人気で、記念写真を撮る姿も見られた。

 県職員によると、この鬼太郎は現在水木プロ(調布市)が管理しているもので、個人がデザインしたらしいが、いつどのように作られたのかは不明。「少なくとも20年はたつらしい」(同職員)。現在、現役で活躍する鬼太郎は4体。「同じ場所に鬼太郎が2体以上いてはいけない」という規定があるという。着ぐるみは鬼太郎のほか、「目玉おやじ」「ネコ娘」「ねずみ男」「子泣きじじい」「砂かけばばあ」「ぬりかべ」「サラリーマン山田」が存在する。

 同職員によると、通常都内では近年制作された着ぐるみがPR活動を行うが、今年は「ゲゲゲの鬼太郎」人気で「妖怪が出払ってしまった」(同県担当者)という。都内在住の「妖怪そっくりさん」、「リアル鬼太郎」こと馬場裕加さんや「リアル子泣きじじい」こと小出武さんらも、28日に同県境港市で行われた「妖怪そっくりコンテスト」の最終審査へ「出張中」。ほとんど地元を出ないというレアな同鬼太郎の登場となった。

 営業時間は10時~21時。2周年フェアは9月12日まで。

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