汐留に新業態の居酒屋「三地屋」-地魚・地野菜など「地物」にこだわり

生産者の顔が見える食材にこだわったという「三地屋」

生産者の顔が見える食材にこだわったという「三地屋」

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 神奈川県と都内を中心に飲食店ブランドを展開する「かもんフードサービス」(横浜市神奈川区)は9月14日、カレッタ汐留地下1階に新業態の居酒屋「三地屋(さんじや)」(TEL 03-6253-7155)をオープンした。

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 同社が都内で展開する主力業態「鍋ぶん」「海ぶん鍋ぶん」は鍋に力を入れた店。新業態「三地屋」では夏場の集客が落ちるという既存ブランドのウィークポイントを改善し、年間を通じて対応できるメニューを大幅に投入した。店舗面積は62坪、席数は85席。個室2室も備える。

 「三地屋」の屋号は、「地魚」「地野菜」「地鳥」など3つの「地」を扱うことから名付けた。野菜は主に三崎の農家からの直送し、魚介類や肉類も月ごとに各地から厳選した素材を取り寄せる。「特に安全安心の食を追求し、トレーサビリティーにこだわった。生産者の顔が見える素材を求め、取引先も新たに開拓した」と同社営業企画部の橋本さん。

 9月の「地の肉」は、岩手県「菜彩鳥(さいさいどり)」、群馬県赤城山ろく「赤城牛」、同榛名山ろく「榛名豚(はるなぶた)」、青森「小田桐牧場」の馬肉。鶏は「もも肉とむね肉の串焼」(480円)や「たたき」(680円)、牛は「肩ロースの珠洲の天然塩焼」(980円)・「肩ロースのステーキ」(2,500円)、豚は「豚バラ串焼」(780円)・「厚切りトンカツ」(1,000円)、馬肉は「馬刺二種盛」(1,400円)などで提供する。

 地魚も刺身(3種=1,000円、5種=1,500円)、姿造り、姿焼き、姿煮、姿揚げ(各時価)など、予算に合わせて調理する。同社得意の鍋料理は「鍋ぶん」などと一部共通したラインアップの7種(1人前1,600円~、注文は2人前から)を用意。

 同社金子宏志社長の思い入れが特に強いという同店。店内の額に入った鍋メニューもすべて金子社長の手書きによるもの。橋本さんは「仕入れも既存の自社の物流では対応しづらく、ブランド展開としては課題も多い。試行錯誤しながらの運営だが、外食産業の概念を覆すようなブランドにしていきたい」と意気込みをみせる。

 営業時間は、平日=11時~23時、土曜・日曜・祝日=11時~22時。

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