虎ノ門に居酒屋「こちら丸特漁業部」-買参権保有で中間コスト削減

写真は都内進出第1号となった新宿店の様子。店頭には「本日のおすすめ」も

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 虎ノ門に9月8日、「浜の漁師居酒屋 こちら丸特漁業部 虎ノ門店」(港区虎ノ門1、TEL 03-3595-0109)がオープンした。経営は水産物卸売業、飲食店経営などを展開するエムケーコーポレーション(宮城県仙台市)。

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 店舗面積は131坪、席数は220席。同店は産地直送の新鮮な魚介類を提供する居酒屋で、これまで宮城県を中心とした東北地域で店舗展開してきた。首都圏への出店は、8月24日の新宿店に続いて同店が2店舗目。全体では11店舗目となる。

 同店は漁港や卸売市場でセリに参加できる「買参権」を保有。仲卸業者を通さずに魚を買い付けることで中間流通コストを削減し、かつ鮮度を落とさずに素材を提供するシステムを確立した。素材は毎朝宮城県の塩釜港、雄勝港、志津川港などから買い付け、活魚車で生きたまま直送。魚は店内に設置したいけすへ放され、その場でさばいて提供する。

 メニューは、ソイかタイを選べる刺身盛り合わせ「大漁舟盛り」(約2人前2,614円~)のほか、「活黒そい姿造り(志津川産)」(1,354円)、「活あじ姿にぎり(沼津産)」(724円)、「赤字覚悟!甘海老刺し」(10尾304円、20尾514円)、「金華サバスモーク」(619円)など。ドリンクは、生ビール、ワイン、日本酒、地酒、焼酎など多種類を用意する。

 広報担当者は「直接買い付けを行うので、魚屋さんが店を持つイメージ。活魚をすくってその場でさばく刺身は新鮮で、20分くらいは頭が動くほど。日本一安く活魚が食べられると思う」と自信をみせる。

 営業時間は11時~15時、16時~24時。

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