芝大門の居酒屋が湘南の浜料理を提供する店に-業態転換で差別化

店名の由来は、「鍋を分け合う」「刺身を分け合う」という「分ける」=「ぶん」から。

店名の由来は、「鍋を分け合う」「刺身を分け合う」という「分ける」=「ぶん」から。

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 神奈川県を中心に飲食店事業を直営展開する「かもんフードサービス」(横浜市神奈川区)は9月9日、芝大門の居酒屋「海ぶね」を湘南の鮮魚を使った浜料理を提供する新業態「海ぶん鍋ぶん」(港区芝大門2、TEL 03-5733-5203)に業態転換した。

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 同店はグループ45店舗目の店で、昨年4月、中目黒に出店した鍋専門店「鍋ぶん」に鮮魚メニューを盛り込んだかたち。同社の金子宏志社長によると、「中目黒『鍋ぶん』は好調で、冬場は売り上げが月1,200万円にもなったが、夏場は450万円に落ち込む。うちは浜料理店『海ぶね(かぶね)』を多数経営していることもあり、2つの長所を取り入れて『海ぶん鍋ぶん』になった」と話す。

 目玉となる魚介は、毎日相模湾から運ばれる朝獲れの地魚で、「目利きの買い付け担当が仕入れている。鮮度は築地以上の自負がある」と金子社長。刺身や焼き魚の種類はその日の仕入れにより、「刺身盛り合わせ」(1,500円~)、「天然鯛」(900円)、箱売りの「生うに」(1,000円)など。鍋料理は、「豪快まんぷく漁師鍋」(2,200円/1人前)など7種で、注文は2人前から。

 店舗は大門駅から徒歩3分のビル1~3階で計90坪。席数は1階=36席、2階=50席、3階=60席(個室3室)。ターゲット層はエリア周辺の中堅ビジネスマンなどで、客単価は約4,000円。以前の「居酒屋かもん」は客単価2,500円だったが、業態転換で周辺の居酒屋チェーン店との差別化を狙う。

 今後の展開について、金子社長は「グループ全体で年10店舗ずつ出店していきたい。『海ぶん鍋ぶん』の業績が良ければ、会社の主軸のブランドとして考えている」と期待を寄せる。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時30分~23時30分。日曜・祝日定休。

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