西川史子さん、新橋駅前で毒舌トーク-「法テラス」PRで

法的トラブルの悩みを叫ぶ相談者役の男性に西川史子さん(右端)も思わず吹き出す

法的トラブルの悩みを叫ぶ相談者役の男性に西川史子さん(右端)も思わず吹き出す

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 新橋SL広場前の「ステージファロ」(港区新橋2、ファロシティビル2階)で4月9日、日本司法支援センター「法テラス」(千代田区)によるPRイベント「法的トラブルお悩み相談クリニック」が行われた。ゲストとして形成外科医でタレントの西川史子さんも登場し、人気の毒舌ぶりを発揮した。

可憐な姿の西川史子さん。毒舌とのギャップが魅力

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 「法テラス」は司法改革制度の一環として総合法律支援法に基づき2006年4月、政府全額出資により設立された公的法人。正式名称は日本司法支援センターで、「身近で早く、頼りがいのある司法」の実現を目指し、法的トラブルに悩む人々を支援救済している。

 主なサービスは、コールセンターや各事務所窓口での情報提供、無料法律相談や弁護士・司法書士費用の立て替えなどの民事法律扶助、過疎地などへの弁護士の派遣、犯罪被害者支援、刑事事件被疑者・被告人への国選弁護人手配と費用の支払いなど。コールセンターには弁護士が常駐し、約180人のオペレーターが登録する。オペレーターは裁判所・検察・警察OBなどの専門家で、英語での対応も可能。

 この日のイベントは4月10日の「法テラスの日」にちなんで開催されたもの。今年は設立3周年でもあり、西川さんを迎えての特別公開ステージショーが企画された。今年初の夏日となった午後、涼しげなワンピース姿で登場した西川さんの登場に、行き交うビジネスマンらも足を止め、携帯で写真を撮る様子が見られた。

 ショーは、相談者に扮(ふん)した3人がそれぞれ悩みをステージ上からSL広場に向けて叫ぶという設定。最初に登場したのは会社が倒産寸前で給与が減額され、消費者金融に借金をしているという若いサラリーマン男性。「社長!俺の給料を上げろー!何でもかんでも不景気のせいにするなー!」と叫ぶと、広場からは笑いがもれた。

 司会者にコメントを求められた西川さんは「年収4千万以上の人にしか興味がないので」としながらも、「早く財務整理をしてきれいになった方がいい。まずはその(長くボサボサした)髪を切ってあなたがきれいになったら」と助言した。

 次に登場したのは、結婚10年になる夫が「出会い系」で知り合った女性と交際、離婚を求められているという主婦。「あなたー!私の元へ帰って来てー!愛してると言ったでしょう!」と叫ぶと通行人は皆振り返り、広場はその迫力にどよめいた。女性の迫真の演技に西川さんも「あんた誰(笑)」。

 しかし、相談へのコメントは「出会い系の女性に負けたわけですよね。10年間何やっていたんですか」と辛口。「やり直したい」という女性の言葉には「もう無理ですよ。こちらが悪いわけではないから、財産分与をきちんとやってもらえるものをちゃんともらった方がいい」とも。

 コールセンターへの問い合わせ件数は、2007年度の1年間で約22万件、2008年度は29万件に上る。

 コールセンターの対応時間は、月曜~金曜=9時~21時、土曜=9時=17時。日曜休業。電話番号は全国共通でTEL 0570-078374(お・な・や・み・な・し)。発信地を問わず通話料は3分=8.5円(国内)。

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