ニュー新橋ビル地下1階のゲームセンター「アミューズメントパーク ウィング」(港区新橋2、TEL 03-3597-5678)は3月9日、一人用カラオケボックス「ちょいKARA DAM」を撤去することが明らかになった。
同カラオケボックスは、2月16日に導入したばかり。第一興商の商品で、昨今の「お一人さま」ブームの背景もあり、各地で需要があるという。同店はニュー新橋ビルの同様の店舗の中でも最も広く、利用者も多い。カラオケボックス導入にあたり、パチスロ2台を撤去、入り口の目立つ場所に設置した。
同カラオケボックスは、お一人さま需要を見込んだものではあるが、最大3人まで同席することが可能。ボックス内はプリントシール機のような構造で、マイクが2本。ドアを閉めるとほとんど外部の騒音は気にならない。「自分だけの世界」で通信カラオケを楽しむことができる。
これまでの累計利用者は50人。「3曲200円なので、採算が合わない」と、同店オーナーの金子さんは顔を曇らせる。「黒字化するには最低1日30人の利用が必須。このままでは難しい」と、撤去を決めた。利用者数が伸びなかったのは、「やはり土地柄ではないか」と分析する。
同店は15年前にオープン。設置するゲーム機は、ネット麻雀、ビデオ対戦ゲーム、パチンコ、パチスロ、景品など約60台で、「港区一の設置台数」(同店)を誇る。
営業時間は10時~23時20分(金曜は24時まで、土曜は23時まで)、日曜・祝日=12時~22時。