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ニュー新橋ビルに奄美郷土料理店「ばなっち」-奄美の元ホテル従業員が開業

奄美大島料理専門店「ばなっち」。看板メニューは鶏飯

奄美大島料理専門店「ばなっち」。看板メニューは鶏飯

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 ニュー新橋ビル(港区新橋2)地下1階に奄美大島の郷土料理を提供する「ばなっち」(TEL 03-6268-8225)がオープンして1カ月が過ぎた。場所は、まぐろ料理店「まぐろやあかね」跡。

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 経営は大山(鹿児島県奄美市)。店舗面積は7.6坪。座席数はカウンター6席を含む11席。同店経営者で奄美出身の利村力さんが厨房に立つ。

 店名の由来は、「奄美のホテルで働いていた時に毎日バナナボートを引いていたら、お客さまから付けられた(利村さんの)あだ名」(利村さん)から。東京では鶏飯が食べられないと聞き、「東京から奄美の素晴らしさを発信したい」と東京進出を決めた。

 主力メニューは、「鶏飯」(900円)、「島そうめん」(600円)、「欲張りセット(ミニ鶏飯丼+島そうめん)」(900円)など。鶏飯は、奄美大島を代表するお茶漬けに似た郷土料理。鶏肉や錦糸卵などをご飯の上に載せ、その上から鶏ガラスープをかけて食べる。「飲んだ後の締めに食べにくる人も多い」。このほか、「奄美産トゥビンニャ貝」(500円)、「鹿児島産黒豚のみそ焼き」(600円)、「鶏肉のカリカリ焼き」(609円)なども用意する。現在ランチメニューも開発中で、「鹿児島産和牛を使った丼ものを提供したい」と利村さん。

 ドリンクメニューは黒糖焼酎が中心。「里の曙」「高倉」「まんこい」「浜千鳥」「じょうご」「長雲(ながくも)」「長雲一番橋」「加那(かな)」「朝日 壱乃醸」「朝日 飛乃流」(各400円)。「いろいろな種類の黒糖焼酎を楽しんでほしいので、価格を低く設定した」(利村さん)という。このほか「梅酒」「ゆず酒」(各600円)、「トロピカルジュース」(400円)なども提供。

 客単価は約2,000円。客層の中心は30~50代の男性。利村さんは「宣伝に力は入れていないが、奄美出身者などが探して来店してくれる。今後は女性客を意識しながら、独自色を追求していきたい」と話す。

 営業時間は11時~14時、17時~23時。日曜・祝日定休。

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