新橋のギャラリーで若手作家の個展-「香水瓶」など20点を展示

新橋のギャラリーで、コレクターキュレーション第3弾「連続作家紹介第19回馬越寿展」が開催されている。©馬越寿

新橋のギャラリーで、コレクターキュレーション第3弾「連続作家紹介第19回馬越寿展」が開催されている。©馬越寿

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 新橋のギャラリー「アート・インタラクティヴ東京」(以下A.I.T.、港区西新橋1、TEL 03-3593-7274)で「連続作家紹介第19回馬越寿展」が開催されている。

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 同展は、2006年より開始した40歳以下の「若手」作家を紹介するシリーズの一環で、コレクター企画の第3弾。今回キュレーションを担当したのは、自身も馬越さんの作品を保有しキュレーション経験は初となる公認会計士の野田弘子さん。

 1968年生まれの馬越さんは、多摩美術大学デザイン科卒業。ガラスを題材に、「切削、研磨、サンドブラスト」などの「コールドワーク」と「吹きガラス」に代表される「ホットワーク」の技法を主に用いて作品を発表している。ガラスの表面に膠を塗り、冷やすことによってうまれる自然な模様など「柔らかい雰囲気」(同ギャラリー担当者)が特徴。

 初日に行われた馬越さんと野田さんによるトークショー「作家との対話」には、馬越さんが講師を務める多摩美術大学の学生を中心に30人ほどが集まった。会場では、2007年に制作した作品を中心に優しい色合いの「香水瓶」16点とグラス類、最大2メートル70センチを超えるオブジェ4点などを発表している。

 馬越さんは「香水瓶などボトルの形状をした作品は、ガラスを初めて触り始めたころから継続して作り続けているもの。自分の制作活動の中心的存在」と話す。野田さんは馬越さんの作品について、「派手さはひとつもない。その形のすっきりしたこと、こびていない」とコメントしている。

営業時間は12時~19時。日曜定休。11月14日まで。

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