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新橋の岡山県アンテナショップで特産品ハンドクリーム 開発した高校生らが販売

岡山から販売しに来た高校生ら

岡山から販売しに来た高校生ら

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 新橋駅前のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」(港区新橋1、TEL 03-6280-6474)で3月29日・30日、岡山産の特産品を生かしたハンドクリーム「三色小町(ミツイロコマチ)」の販売が行われた。

藤のかおりのハンドクリーム「三色小町」(800円)

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 同ハンドクリームは、同県立和気閑谷高校(和気郡和気町)の生徒が、地域活性化を目的とした授業の一環で開発したもの。当日の販売も商品開発をした同校の生徒たちが行った。

 同校では、「自ら学ぶ力、自ら考える姿勢、問題解決力を身に付ける」ことを目的に、地域の課題に向き合い課題解決能力やコミュニケーション能力を育むと同時に、仕事を通しての社会や地域との関わり方について考える探究学習を取り入れている。

 同商品には、同町内に工場を構える化粧品メーカー「桃谷順天館グループ」(東京都)が参画。同社では、各地域に構える工場などの拠点で、その地域に根差した活動を積極的に行っている。そのほか、こいのぼりメーカーやリンゴ農園なども同校の生徒たちと共同企画を行っているという。

 特産品のリンゴとコメのエキスを使った同商品。香りには同町のシンボルでもある藤を起用。同町内には、日本一の藤の花の種類を誇る藤公園があり、藤の花は生命力が強いことから「町の発展を願うにふさわしいのではないか」と選ばれたという。

 商品開発に携わった杉本龍紀さん(3年)は、「桃谷さん側の意見と自分たちの作りたいものの意見がある中で、何を作るのかを決めるのが大変だった。ただ、桃谷さんとの話し合いの時には、子どもとしてではなく、全員が1つのチームとして意見を出して話し合いができて楽しかった」と話す。

 当日の販売を終え、川尻春菜さん(2年)は「値段設定が難しかった。当日は、大きい声を出して頑張ったがなかなか手に取ってもらえずくじけそうになったが、商品が売れた時は自分たちが作った商品ということもあってとてもうれしかった」と話す。藤原加奈さん(3年)は「和気町のイベントなどでも販売し、たくさん売ってドラッグストアにも置いてもらえるよう頑張りたい」と意気込む。

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