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新橋駅前でいわき市が支援感謝イベント-カニ汁の無料配布やフラガールも

支援への恩返し「感謝の広場 いわき大感謝祭」

支援への恩返し「感謝の広場 いわき大感謝祭」

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 新橋駅前のSL広場で4月12日・13日、いわきの名産品の直売や芸能を披露する「感謝の広場 いわき大感謝祭」が行われる。主催は、いわき市、港区、ニュー新橋ビル商店連合会。

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 同イベントは、姉妹都市である港区の支援に対する「恩返し」。感謝の気持ちを込め、当日は郷土料理の一つである「カニ汁」やイチゴ、ミニトマトを無料で振る舞う。現在、いわきでの漁はできないため、カニ汁に使う紅ズワイガニは北海道などの県外産や外国産を代用する。

 会場では名産品の実演販売も行う。予定されているのは、「メヒカリから揚げ」「揚げかまぼこ」「マグロのハラミ焼き」「サンマの串焼き」、サンマをネギやショウガ・みそとたたいて焼いた漁師料理の「サンマのポーポー焼き」、ウニを貝殻に詰めて焼く「貝焼き」など。海産物はいずれも紅ズワイガニ同様、県外産・外国産。仕入れ後、いわき市内で加工する。

 商工観光部観光物産課の古川孝昭さんは今後のいわき沖での漁業について、「底引き網漁は当面復活が厳しいと思われるが、サンマやカツオの回遊魚であれば銚子港などと条件は変わらない。風評被害が落ち着いたら漁を再開したいと考えている」と話す。直売品は水産加工品のほか、果物や野菜などが並ぶ。

 会場にはアクアマリンふくしまの移動水族館「アクアラバン」が来るほか、SL前にはステージを設置。いわき市長、港区長、観光庁長官らによるオープニングの後、いわき市出身の女優・秋吉久美子さんや、福島・浜通り出身のミュージシャンを中心に結成された「BSB」、いわきの住みます芸人「ペンギンナッツ」などがトークやライブなどを行う予定。初日はフラガールも駆け付け、12時40分と17時の2回、20分のショーを行う。

 いわき市では昨年、ゆるキャラ「アゲリン☆ファイブ」を考案。同イベントにもネギ・トマト・ナシ・イチゴ・米をイメージした着ぐるみ5体が参加する。今回の目玉は12日が初披露となる地酒「がんばっぺいわき絆」の販売。純米酒生の同酒は、材料全てをいわき市内産でまかなった初の酒。地元の蔵元「大平桜酒造」(いわき市)が手掛け、1500リットル弱、1000本の限定販売(会場ではグラスでの販売のみ)を予定する。

 ニュー新橋ビル前では復興写真展も開催。復興前後の写真や港区の支援の様子を掲示したストーリー性のある展示で、復興したいわきをアピールする。港区・ニュー新橋ビル商店連合会(新橋2)・いわき市は2008年、「商店街友好都市との交流に関する基本協定」を締結。今回の東関東大地震では積極的な支援が進められた。

 開催時間は両日とも11時~19時。

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