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新橋に神戸「そばめし」メーンの鉄板料理店-会社員、二足のわらじで開く

念願のニュー新橋ビルに出店した「tama@94」。神戸B級グルメが楽しめる

念願のニュー新橋ビルに出店した「tama@94」。神戸B級グルメが楽しめる

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 新橋駅前のニュー新橋ビル(港区新橋2)に10月21日、神戸のB級グルメ「そばめし」をメーンにした鉄板料理店「tama@94(タマクシ)」(TEL 03-6268-8957)がオープンした。場所は同ビル4階。

tama@94の「牛すじそばめし」

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 経営するのは新橋の旅行会社に勤務する玉櫛鉄平さん(32)。「かねてから飲食を開くのが夢だった」という玉櫛さんは神戸出身。勤め先ではツアープランナーとして海外旅行などを企画販売する。そばめしをメーンにしたのは「新橋になかったから」。旅行業で培った「世にないものを適正価格で販売すれば必ず売れる」という方程式を飲食にも流用する。

 料理は鉄板を使った神戸や関西のB級グルメ、中華、オリジナル料理など。数年前にブームになった「そばめし」は、神戸では昔から親しまれている庶民の味。玉櫛さんも幼いころからよく食べたという。「特に牛すじ入りは定番」と玉櫛さん。同店で使用する牛すじは「味が全然違う」という、神戸からの取り寄せたこだわりのもの。コンニャクと一緒にやわらかく煮、そばめしやお好み焼きの具材にする。

 そばめしメニューは、「そばやき」(600円)、「豚そばめし」(650円)、「牛そばめし」(750円)、「すじそばめし」(800円)、オムライスのような「オムそばめし」(750円)、トンカツがトッピングされた「カツそばめし」(850円)など。そばはうどんに変更が可能。「カキフライ」(350円)など季節のトッピングや、裏メニューとしてカレーや麻婆豆腐をかけたものも用意する。

 お好み焼きは神戸スタイル。「隣の大阪とは全く違う」という神戸のお好み焼きは、「生地は大阪、焼き方は広島」。「ぶたてん」(600円)、牛肉を使った「にくてん」(700円)、「海鮮焼き」(800円)、焼きそばが入った「もだんやき」(950円)、「ねぎやき」(650円)など。

 そのほかのメニューには、タコ・イカ・牛すじが入ったオムレツのような「大阪名物パチパチ焼き」(750円)、細切りのフライドポテトが盛られた「ジャガイモのパリパリサラダ」(750円)、「絶品!鉄板麻婆豆腐」(700円)、神戸風に自家製のみそだれで食べる「オリジナル!鉄板ギョーザ」(300円)など。ランチには「焼きそば定食」「そばめし定食」(以上500円)など、「ニュー新橋ビル唯一のワンコイン」も。

 ドリンクはホッピー(200円)、サワー(250円~)、生ビール(350円~)からドン・ペリニョン(1万9,800円)までそろえ、「カジュアルダイニングを目指す」(玉櫛さん)。

 「7年前に東京に転勤になり、お好み焼きが高くて驚いた。関西のお好み焼きはそんなんじゃない」と、価格も神戸スタイルを意識する。厨房を切り盛りするのは、店のオープンに合わせて神戸から上京した玉櫛さんの母と伯母。店名は、玉櫛さんの祖父が昔経営していたお好み焼き店の名と、父がポケベルで使っていたという「0094(タマクシ)」から。

 店舗面積は9坪、席数は25席。新橋に関西系の企業が増えていることから、関西人の利用にも期待する。今後は多店舗・多業態で展開するため会社設立を目指すが、「当面はサラリーマンとの二足のわらじを続ける」という。「いつか『情熱大陸』に取り上げられるのが夢(笑)」とも。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分。ディナー=17時30分~22時。土曜・日曜・祝日定休(貸し切り予約を除く)。

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