新橋のギョーザ店「姑娘」、焼きとん「清水」に運営委譲-ハイボール強化へ

「姑娘(クーニャン)」は中国語で「娘さん」の意。妖艶なチャイナドレスでの給仕だが、ギョーザは皮から手作りする本格派

「姑娘(クーニャン)」は中国語で「娘さん」の意。妖艶なチャイナドレスでの給仕だが、ギョーザは皮から手作りする本格派

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 ギョーザ専門店「一口餃子 姑娘(クーニャン)」(港区新橋3、TEL 03-3597-1197)の運営が9月1日より、上州豚の焼きとん専門店「炭火居酒屋 清水 Aburi」(新橋3、TEL 03-35739273)に委譲されることが分かった。「姑娘」は2004年にオープンしたチャイナドレス着用の女性がサービスするギョーザ専門店。

焼きとん居酒屋「清水 Aburi」

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 「姑娘」は新橋のほか、昨年末吉祥寺にも出店。今回の運営委譲は、両店を経営するノマド・ハウスの浦田ミカ社長が多忙になったためで、事実上の「のれん分け」。「姑娘」を引き継ぐ「清水」オーナーの清水洋輔さんは、1年間同店に店長として在籍していたことがあり、後継者として抜てきされた。

 委譲に伴い営業時間が変更となるが、コンセプトや既存のメニューはそのまま引き継ぐ。自家製のギョーザは、「定番 焼き餃子」(350円)、「チーズ餃子」(380円)、「海鮮餃子」(390円)、「名物 えび水餃子」「にら水餃子」「セロリ水餃子(以上500円)、「しそ揚げ餃子」(350円)など十数種類。小皿料理や麺類などもそろえる。

 新たな「目玉」としてトリスハイボールの専用サーバーを導入し、「トリハイの新橋最安値を目指す」。「都内でもまだ数軒しか置いていない。新橋では初めて」(清水さん)という同サーバーは、通常の1.5倍のガス圧が特徴で、強い炭酸が楽しめる。同ハイボールは20種近くを用意するほか、上州豚を使った中華風のつまみも新たに提供する予定。

 清水さんは現在29歳。10代から「自分の店を持つ」という夢を抱き、飲食畑一筋で経験を積んできた。これまでいくつもの料理店を経験したが、「姑娘」に勤めたことで新橋という土地に魅力を感じたという。「個人店がこれほど密集している場所は珍しい。飲みサークルのようなコミュニティーがいくつもあり、お気に入りの店を一晩に何軒もはしごする人がたくさんいる。その店の一つになれれば」と昨年5月に独立を果たした。

 焼きとん店を選んだのは、串焼きの食べやすさと、清水さんがレバ刺しや生肉が大好物だということから。「どこにも負けない」と清水さんが自負する同店の「レバ刺し」(450円)は豚を使用。「焼きとん店でもレバ刺しだけは牛を使うところが多い。牛より味のいい群馬直送の豚レバを味わってほしい」と清水さん。小ぢんまりとした同店の面積は6坪、席はカウンターのみ13席。屋外にも10席を用意する。串焼きは120円から。

 「姑娘」は18坪40席と「清水」の3倍の規模。9月から多忙になるが、「『清水』をオープンするときにも『姑娘』のオーナーにはお世話になった。今回ののれん分けもありがたい」と清水さんは意欲をみせる。「姑娘」引継ぎをきっかけに、「今後は飲食で独立を目指す人をバックアップしていけたら。ノウハウを学び巣立った人がいろいろな業態で展開していくのが次の夢」とも。

 「姑娘」ではリニューアルオープンを記念し、「トリスハイボール」を92(クーニャン)円で提供する予定。情報はツイッター(アカウント=@shimi73)で発信する。

 両店の営業時間は17時~翌3時(木曜・金曜・祝前日は翌5時まで)。日曜・祝日定休。

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