芝大門「だらだら祭り」、明日から開催-奉納ショウガの無料配布も

毎年1万人前後が訪れるという芝大神宮の例大祭「だらだら祭り」。「生姜祭り」「生姜市」とも呼ばれる。

毎年1万人前後が訪れるという芝大神宮の例大祭「だらだら祭り」。「生姜祭り」「生姜市」とも呼ばれる。

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 芝大神宮(港区芝大門1)で9月11日~21日、例大祭が行われる。同祭は10日間にわたって続くことから、通称「だらだら祭り」と呼ばれている。

「だらだら祭り」名物の「生姜小屋」

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 同社は今年で創建1003年を迎える、都内最古の神社の一つ。伊勢神宮の祭神を主祭神として祭っており、「昔は伊勢神宮まで参拝に行けない人々が代わりに訪れていた。遠くから来る人も多く、参拝客がいつまでも『だらだら』と続いたことからこのように呼ばれるようになった」(芝大神宮広報担当者)という。

 同社の近辺はかつて一面ショウガ畑で、例大祭のときには参道や境内はショウガを売る屋台が並んでいたため、別名「生姜祭り」「生姜市」とも呼ばれる。現在も大祭の期間中、境内に「生姜小屋」が建てられ、葉ショウガの上部を結んだ「御膳生姜」(300円~)を販売するほか、「奉納生姜」の無料配布を行う。

 今年の大祭は陰祭りで各町会によるみこし渡御はないが、「代わりの『にぎやかし』として、20日に行われる新企画の『奉納落語』などで盛り上げる」(同)という。境内で行われる一般向けのイベントは14日からで、落語のほか「奉納狂言」(14日)、盆踊り(15日)、野点(同)などを用意。祭りを題材にした俳句大会や写真コンテストへの作品も募集している。

 昨年の来場者数は約1万人で、陰祭りに当たる今年は若干少なくなる見込み。ショウガの無料配布は14日~16日を予定。

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