中沢フーズ(港区新橋1)は11月15日、同社のアンテナショップ「フルーゼハウン」(港区新橋1 、TEL 03-3503-8525)で、1本5,000円の「おとなの牛乳」販売を開始した。
販売のきっかけは、同社製品のパッケージリニューアル。ブランド力アップと一般消費者への認知度向上を狙い販売にふみきった。
牛乳は、体温や脈拍などを低下させ睡眠を誘導させる栄養素「メラトニン」を多く含む。同栄養素は光に産生を制御されるという特徴をもっているため、フィンランドでは夜に搾乳した牛乳を「ナイトミルク」と呼び、睡眠誘発のために就寝前に飲む人が多いという。また通常の牧場は、朝と晩の2回搾乳しその2回分をミックス殺菌、販売することが多いが、「おとなの牛乳」(900ミリリットル)では1週間に1度、同社の委託牧場「加藤牧場」(埼玉県日高市)で夜明け前に搾乳したものだけを6時間以内に殺菌。「牧場で飲む牛乳に近い味」を追求したという。
ターゲットは「都会で頑張る大人」。10日から予約を受け付け、販売を開始した15日にはホームページの2週間先の販売分を完売した。
また同日、デンマークの乳酸菌を使った手作りの「おとなの発酵クリーム」(500ミリリットル、5,000円)の販売も開始。同社のスタッフが約5年にわたり研究を重ね、容器もドイツメーカーweck(ウェック)社のキャニスターを用いるなど、牛乳同様内容のみではなく、パッケージにもこだわったという。
販売場所は、同社のアンテナショップ「フルーゼハウン」と、物販サイト「クリーム ドリームズ」。販売数は1週間につき、店頭=5本、同社運営のウェブサイト=15本(牛乳)。クリームは30本。毎週火曜日の8時に予約を締め切り、一部地域を除き木曜日に発送する。12月20日までの期間限定販売。