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オークラ「第九」合唱団、サントリーホールで演奏会-料理長も

サントリーホールで行われた第6回ホテルオークラ「第九」

サントリーホールで行われた第6回ホテルオークラ「第九」

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 サントリーホール(港区赤坂)で12月29日、ホテルオークラ第九合唱団とホテルオークラ第九記念オーケストラによるコンサート「第6回ホテルオークラ『第九』」が行われた。

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 同コンサートはホテルオークラ東京(港区虎ノ門1、TEL 03-3582-0111)開業25周年を迎えた1987年に初開催。その後、開業35周年記念を祝した第2回目以降、4年に1回行われているもの。合唱団は一般公募によるもので、同ホテルの総料理長をはじめとしたスタッフ有志で構成される。今回の参加者は、男性87人、女性117人の計204人。

 合唱団は3月から団員募集を開始。7月4日から8月を除く半年間、毎週水曜18時より3時間にわたる練習を積み本番に挑んだ。指導は合唱指揮を努める長田雅人さんによる本格的なもの。団員はソプラノ・アルト・テノール・バリトンに分かれ、自主練習用のCDの配布やソリストの河野克典さんによるドイツ語の発音指導、ボイストレーナーによる発声練習などを行う。

 ホテルオークラ記念オーケストラは、国内外のトップ奏者によってこの日のためだけに特別編成される。指揮者はベトナム国立交響楽団音楽監督・首席指揮者の本名徹次さん、コンサートマスターは東京交響楽団コンサートマスターなどを努める高木和弘さん。世界レベルのプロの演奏でサントリーホールに立てることから、合唱団参加者はリピーターが多いという。

 曲目はベートーベンの「歌劇『フィデリオ』序曲 作品72c」「交響曲第9番 ニ短調 作品125」の2作品。会場は同ホールの大ホールで、チケット(S席=7千円、A席=5千円)は完売。観覧した第九演奏に詳しい横浜市在住の女性(28)は、「賑やかで清々しい演奏で、合唱は迫力があり本当に素晴らしかった。4年後はぜひ団員として参加したい」と話す。

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