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新橋にバール「俺のイタリアン」-三つ星シェフが調理、ピザ専用の石窯も

「Antica osteria del ponte」「L'Arnsbourg」「Alain Chapel」などの三ツ星レストランで経験を積んだシェフ3人が腕を振るう「俺のイタリアン」

「Antica osteria del ponte」「L'Arnsbourg」「Alain Chapel」などの三ツ星レストランで経験を積んだシェフ3人が腕を振るう「俺のイタリアン」

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 新橋・桜田公園付近に9月21日、立ち飲み中心のバール「俺のイタリアン」(港区新橋3、TEL 03-6435-6213)がオープンした。場所は炉端焼き「さかな・炙り・惣菜 YUKINO」跡。

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 現地や日本の三つ星レストランで修業したイタリアンのシェフ1人、フレンチのシェフ2人が常駐する同店。「レベルの高い本格料理を回転ずし並みの原価率で安く提供するのが特徴」だという。客単価は3,000円だが「内容は1万5千円」(店長の高坂進さん)。経営は「八重洲串や」などの飲食店を展開するバリュークリエイト(渋谷区)。

 店舗面積は約16坪。テーブルは5卓16席のみで、大半が立ち飲みスペース。コの字型のカウンター中央には、短時間で焼き上げるピザ用の石窯を設置する。「高い原価率で安く提供するためには回転率を上げなければ成立しない」(高坂さん)ことから、メニューは短時間で提供できるものが中心。着席利用は2時間制を導入した。

 主力メニューは、焼きたてのナポリピザと高級食材のトリュフやフォアグラを使った料理。直径30センチの手作りピザは、「マルゲリータ」「フンギ(きのことベーコン)」「アンチョビキャベツ」(以上609円)、「トリュフとポルチーニのビスマルクピッツァ」(1,029円)など。パスタは「カチョペペ」(609円)、「ワタリガニのトマトクリームパスタ」(819円)、「トリュフとポルチーニのカルボナーラ」(934円)など。

 そのほか、「手羽元のペペロンチーノ」「つぶ貝とキノコのブルギニヨン」「プルピエパターテ」「自家製カモの薫製」(以上609円)、「スペアリブのキャラメリゼ」(819円)、「トリュフとフォアグラのリゾット」(1,155円)、「ホロホロ鳥のフォアグラ包みロースト」(1,155円)など、「イタリアンにフレンチの繊細さを加えた」数十品を用意する。いずれも量が多く、「シェアしてほしい」。

 ドリンクは「プレミアムエビスビール」(504円)、ハイボール(504円~)などのほか、ワインを充実させた。ハウスワイン8種(赤・白=525円、スパークリング=630円)は2週間ごとに入れ替える。メーカー希望小売価格に「持ち込み料」1,048円を乗せた金額で提供するボトルワインは、2,000円くらいのものからドンぺリ、Krugまで102種類。「業者がプライベートで購入する銘柄を聞き込んで、あまり知られていない品をそろえている。ニューワールド系が多い」という。

 新業態となる同店は、「今後生き残る飲食店は何かを突き詰めて出た答え」と高橋さん。魚金をはじめ、さまざまな有名立ち飲み店に通ったという。「新橋は飲食店激戦区。でも魚金さんという素晴らしいビジネスモデルがある。ライバルではなく、いい意味で意識していきたい」。

 営業時間は16時~23時30分。日曜・祝日定休。

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