ホテルオークラ東京・本館(港区虎ノ門2)が2015年8月末でホテル営業を終了し、2019年春開業を目指し建て替えられる。
同ホテルは1962(昭和37)年5月20日の開業以来、52年間にわたり国内外の著名人や要人の多くが利用した老舗ホテル。最近ではバラク・オバマ大統領の訪日時にも利用された。
建て替えでは、ホテルの競争力の強化と行政サイドからの「公園まちづくり制度」が打ち出され、国際化の拠点として六本木・虎ノ門地区の街づくりへの寄与を目指す。2020年の東京オリンピック開催も決まり、「再び世界のお客さまをおもてなしする」という意義の下で計画されたという。
新本館は、約2万6200平方メートルの敷地に2棟を建設予定。高さ約195メートル、地上38階・地下6階のホテルとオフィスの複合施設と、高さ約85メートル、地上13階建てのホテルを建設予定。両棟合わせて客室約550室。この2棟は地下でつながる。総事業費1,000億円以上。
別館は現本館の一部施設を移設し、営業を続ける。