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西新橋の飲食2店が共同で「プチよ市」-ベアレン醸造所スタッフも来場

隣り合う海鮮居酒屋「NICODENSAKU」(写真右)と、ビアバー「ヴルストハウス」。イベント当日は、店内のほかテラス部分にも椅子を設置する。

隣り合う海鮮居酒屋「NICODENSAKU」(写真右)と、ビアバー「ヴルストハウス」。イベント当日は、店内のほかテラス部分にも椅子を設置する。

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 西新橋1丁目のビアバー「ヴルストハウス」(TEL 03-6206-1619)と海鮮居酒屋「NICODENSAKU(ニコデンサク)」は11月2日、両店の敷地で「秋のプチよ市2013 in虎ノ門」を共催する。

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 両店は今年5月、マンション「サンクレスト弐番館」1階で同時期に営業を開始。NICODENSAKUは社長らが岩手県下閉伊郡(しもへいぐん)山田町出身で、ヴルストハウスが扱うクラフトビール会社「ベアレン醸造所」(岩手県盛岡市)と親交があったことから意気投合し、「プチよ市」の共催に至った。同イベントの開催は、今年6月に続く2回目。

 「よ市」は、岩手県盛岡市材木町などで藩政時代から行われていた露店市のこと。「プチよ市」は、ヴルストハウスの姉妹店「ユーロスターカフェ神保町」で定期的に開催していたものだが、6月に続き西新橋で開催することに。「いろいろな人が集まって地元の野菜や漬物などが並ぶよ市の、にぎやかで和気あいあいとした雰囲気を東京でも再現できれば」(ヴルストハウスの村松さん)。

 ドリンクメニューは、NICODENSAKUからは岩手の地酒「あさ開(びらき)」と「浜娘」の2種類。「あさ開は熱燗(あつかん)で、浜娘は冷酒で提供する。なくなったら別の岩手の地酒を開ける」(NICODENSAKUスタッフ)。ヴルストハウスはベアレン醸造所のたる生ビール(8種類)を用意。スタンダードビールの「クラシック」「アルト」「シュバルツ」のほか、季節限定ビールを3種類、そして「盛岡の直営店でもめったに出さない希少なたるを1つ、ベアレンさんから提供していただいた。当日はベアレンのスタッフも来場するので、この機会にベアレンのビールの魅力を知ってほしい」(村松さん)。

 フードメニューは、ヴルストハウスからは「フライドチキン」、牛肉をトマトなどで煮込む「グーラッシュ」、豚肉の串焼き「シャシュリーク」、岩手県産野菜を使用した野菜料理など。NICODENSAKUからは「ホタテの炭焼き」「ムール貝の酒蒸し」など。「他の食材は、当日のお楽しみで」(NICODENSAKUスタッフ)。同店で人気のオリジナルメニュー「塩ラーメン」も。「塩ラーメンは暗くなってから提供する予定。魚介のダシが利いたスープと、トッピングの生のりが特徴」

 食材の多くは、岩手県から直送されたものを使う。「山田町の漁師や養殖業者の多くは東日本大震災で被災してしまい、いまだに未出荷の状態にある。今回は知り合いの漁師2人から、捕れたてのホタテとムール貝を届けてもらうことにした。岩手の食材を多く使うことで、被災地復興の力になれば」(NICODENSAKUスタッフ)。

 フード、ドリンクとも1品400円。5枚つづりのチケット(2,000円)も。「ソフトドリンクのみ、持ち込みOK」(村松さん)

 開催は13時から(たるがなくなり次第終了)。

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