暮らす・働く

汐留に「水木しげるロード」-妖怪139体、写真で再現

「水木しげるロード in 汐留」のオープニングに来場したさかなクン(左から2番目)、平井知事(同3番目)ら

「水木しげるロード in 汐留」のオープニングに来場したさかなクン(左から2番目)、平井知事(同3番目)ら

  • 0

  •  

 汐留シオサイト地下歩道(港区東新橋1、汐留シティセンター付近地下通路)で2月8日、鳥取県境港市の「水木しげるロード」を再現した「水木しげるロード in 汐留 ~ANAに乗って『まんが王国とっとり』~」が始まった。主催は鳥取県で、水木プロダクションと全日本空輸(ANA)が協力する。

さかなクンが描いた「やまびこ」

[広告]

 同県は、「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさん、「名探偵コナン」の青山剛昌さんなど多くの漫画家を排出していることから、漫画に関するイベントに注力する。今年8月~11月に県内全域で行われる「国際まんが博」と、11月に米子市で開催される「第13回国際まんがサミット」を契機に、「まんが王国とっとり」を「建国」しPRに努めている。今回の「水木しげるロード in 汐留」は、その一環。

 会場の汐留地下歩道には17メートル×7.2メートルの特設ブースを設け、境港市各所で実際に陳列されている139体の全妖怪ブロンズ像の「写真」を展示。水木しげるロードの妖怪像や沿道商店の雰囲気を楽しむことができる。同時に県のアンテナショップ「食のみやこ鳥取プラザ」(新橋2)が出張店舗を出店。県産品の販売・PRを行う。同コーナーでは、通常アンテナショップで販売を行っていない「妖怪神社」のグッズも販売する。

 オープン初日には、平井伸治鳥取県知事や、水木しげるさんの大ファンだという東京海洋大学客員准教授・さかなクンも登場。「魚に行く前は妖怪だった」というさかなクンは「一時期は妖怪の道へ進むことも考えた」ほどの妖怪フリーク。一番好きだという「やまびこ」のイラストを描き、会場を沸かせた。

 平井知事も「鳥取は人間界と妖怪の世界の間にあるようなところ。空気と水がきれいで妖怪にとって住みやすいようだ。米子空港も正式に米子鬼太郎空港に改名した」などと、妖怪の「存在」を強調。「自然が多い鳥取にいると、だんだん妖怪に近くなる。300年は生きられそう」笑いを誘った。この日の東京までの交通手段は「一反木綿(笑)」。

 物販コーナーの営業時間は11時~16時(平日のみ)。展示は3月7日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース