日本旅行(港区新橋2)は6月18日、スクウェア・エニックス(渋谷区)との共同企画で鉄道ファン向けの「485系『リゾートエクスプレスゆう』でめぐるミステリーツアー」の販売を開始する。
同企画は、昨年10月の山手線命名100周年を記念し、スクウェア・エニックスが7月22日に発売予定の「電車でGO!特別編 ~復活!昭和の山手線~」とのコラボ企画。ツアーに使う列車は、6両編成のお座敷列車「485系 リゾートエクスプレスゆう」。同列車は「雷鳥」などの特急と同じ車体を改造したもので、4両目にはカラオケなどを装備した「ディスコフロア」を連結する。
「乗車後のお楽しみ」という運行ルートは、「鉄道タレント」としても活躍する音楽グループ「カシオペア」のメンバーで、鉄道シミュレーション・ゲーム「Train Simulator」開発者の向谷実さんが監修したもの。当日は向谷さんもツアーに参加し、「運行ルート当てクイズ」では向谷さんのコレクションからレアグッズが進呈される。
出発は上野駅で、「並大抵ではわからない」約3時間のルートを走行後、品川駅に到着する予定。車内では同企画限定パッケージの弁当が提供されるほか、記念乗車券や車両ごとのイベントも予定。ゲームソフト付きプランの購入客には、「マル秘走行ルートが記載された当日の運行ダイヤ表」「オリジナル記念乗車証」が収められる非売品の「プレミアムスタンドBOX」も付く。
社内に鉄道ファンが多いという日本旅行の広報担当者は「今回の企画は、コアなファンから鉄道ビギナーまで楽しんでもらえるもの。鉄道は有望な観光資源。手段ではなく、目的になるよう、今後も鉄道関連商品に力を入れていきたい」と話す。今年2月に発売した「500系のぞみファイナル!!」「寝台特急『北陸』、急行『能登』ファイナル!!」はそれぞれ発売後1分~10分で完売したことから、「今回もそうした事態が予測される」と期待を寄せる。
旅行代金は、通常プラン=8,800円、ゲーム付きプラン=1万3,800円。子ども(6歳~11歳)は各2,000円引きとなるが、5歳以下でも座席が必要な場合は子ども料金が必要。
発売は14時から。同社サイトのみで販売する。