新橋・桜田公園前の「Bar Maria（バー・マリア）」が5月18日、店長以下スタッフ全員が女性のワインバーとしてリニューアルオープンした。同店は改装のため、これまで2カ月間閉店していた。

　同店はラムとシガーを楽しめるバーとして5年前にオープン。その後、「オーナーがワイン好き」（店長の椚優佳さん）ということもあり、ワインバーへと事業転換を決めたもの。新店舗は「バーが初めての人や女性1人でも入店しやすいように」と、バーテンダーも含めスタッフを全員女性にした。ワインのほかカクテルにも力を入れる。

　店舗はカウンターのみで10席。照明は暗めに設定し、BGMにはアンビエントな雰囲気のジャズなどを流す。店内には常時カサブランカを生けて香りを楽しめるようにするなど、「仕事帰りに一息つける場所」にこだわった。客層は30代後半のサラリーマン層中心で一人客も多い。「仕事帰りの女性も来店するようになった」と椚さん。

　椚さんが選んたワインは常時20種ほどを用意。「カジュアルに楽しんでもらいたいので、フランス産よりもニューワールドのものをを多く入れている」という。価格はグラス＝900円～、ボトル＝3,900円～。スパークリングワインはグラス＝1,000円、ボトル＝4,900円～。カクテル類は800円から。

　椚店さんはソムリエールの資格を持つほか、バーテンダーとしてシェイカーも振る。店で提供する料理やつまみ類は椚さんの手作りによるもの。フードメニューは、フロマージュ各種（900円～）、生チョコ（900円）、手作りピザ（800円）、クリームチーズのみそ漬け（600円）、自家製レーズンバター（600円）など。「今後もっと増やしていきたい」と椚さん。

　ワインは「いろんな種類を少しずつ飲みたい」などの注文にも応じる。「今後はワイン好きを集めてワイン会なども開催していきたい」とも。

　営業時間は、平日＝18時～翌3時、土曜＝18時～24時。日曜・祝日定休。