新橋にレストラン新業態-料理好きや開業志望者が交代でオーナーに

「企画ではあっても常設店舗はおそらく日本で初めて」という同店。レシピブログを持つ人などの間で話題になっているという

「企画ではあっても常設店舗はおそらく日本で初めて」という同店。レシピブログを持つ人などの間で話題になっているという

  • 0

  •  

 ニュー新橋ビル地下1階に9月1日、新しいスタイルの飲食店「パフォーマンスキッチン MA-RU(マール)」(港区新橋2、TEL 03-3591-1677)がオープンした。

[広告]

 店舗面積は8坪、席数は13席。経営は、都内を中心に「築地 濱の屋」などの飲食店を展開するBBSS(品川区)で、同店は初業態。店名の「MA-RU」には、「人と人との輪や縁(円)を大切にしたい」「オーナーや料理がクルクル『回る』特徴を表現したい」「おいしいものは『和』を生んでくれる」(同社)などの意味が込められているという。

 料理好きな一般や将来店舗を持ちたいと考えているセミプロの料理人などが、1カ月に2日ずつオーナーを担当し、決められた値段内で思い思いの料理を提供する。店舗、材料、ホールスタッフは同社で用意。調理師免許を持つ社員も常駐しサポートを行う。オーナーになる人は、事前にレシピを持ち込んでの調理テストを受け、衛生教育や接客教育を受けて臨む。

 メニューは、主菜とライスなどがセットの「メインランチ」(550円)、主菜「メイン」(400円)、副菜「サイド」(200円)、「サラダ」(200円)「デザート」(200円)など。夜の主菜は量などにボリュームを持たせ、600円か800円でオーナーが設定する。

 運営責任者の徳田里子さんは「それぞれのブログのファンからも実際に料理が食べられると好評。身内の意見ではない辛口コメントを求め腕試しとして臨む人も多い」と話す。客層は女性がターゲット。「本当に料理が好きな人が作る、愛情と情熱の込もった料理で働く女性を応援したい」とも。

 4日・5日にオーナーを担当する長澤賢さんは「出店費ゼロでリスクが無いのが魅力。認知度が上がればやりたい人がたくさんいるはず。初日は料理を残す人がいなかったのでうれしい」と笑顔を見せた。

 今後は菓子専門や現在とは全く異なるジャンルで提供したいプロ料理人、また各地からの「本物の郷土料理」などを企画する。

 営業時間は、11時~15時、17時~22時。日曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース