汐留シオサイトを管理する汐留地区街づくり協議会(港区東新橋2)は現在、汐留シオサイト公共地下歩道で開催する「となりの人」をテーマにした「第1回汐留クリエーターズコンペティション」の出場者を募集している。
同協議会は4年ほど前から季節に応じた地域イベントを開催しており、今回の企画もその一環。昨年夏、若手の芸術家を集めブース出店イベントを行ったところ来場者から好評だったため、「かしこまったアートイベントではなく、身近に感じられるアートイベント」(同協議会)をコンセプトに、作品の芸術性のみではなく、ディスプレーや来場者とのコミュニケーション力も審査対象とするコンペの開催を決めたという。
1次審査通過者20組の公開審査は8月12日と13日の2日間。期間中は、地下歩道の「WAVE」と「プラザ」近辺に各自のブースを設置。テーマをもとに制作した未発表のオリジナル1作品を、ディスプレーや演出・来客者とのコミュニケーションなど総合的に審査するという。審査委員は、汐留地区街づくり協議会をはじめ共同通信社や、日本テレビ放送網、三井不動産、アートプロデューサーの雨海武さんら。同13日15時以降に最終審査の協議を行い、18時ごろに表彰式で発表する。グランプリには 50万円を贈呈するほか、作品賞、ディスプレー賞、コミュニケーション賞には各10万円を贈呈する。
募集作品は、平面=1メートル×1メートル以内(重さ=10キログラムまで)、立体作品=1メートル×1メートル×1メートル以内(重さ=50キログラムまで)。映像・CG・パフォーマンス作品は不可。1次審査締め切りは7月1日まで。
同協議会の本山さんは「コンペ部門は初の開催なので応募目標数は50人を見込んでいる。来年以降の開催も視野にいれる」と話している。