食べる

新橋駅前ビルに居酒屋新店-新橋老舗店で40年働いた料理人が独立

「菊長」の外観。店主の菊地さんと奥さんが二人三脚で店を切り盛りする

「菊長」の外観。店主の菊地さんと奥さんが二人三脚で店を切り盛りする

  • 0

  •  

 新橋駅前ビル1号館(港区新橋2)地下1階に7月11日、串焼きがメーンの居酒屋「菊長(きくなが)」(TEL 03-3573-7051)がオープンした。場所はカレー店「さんぽく町」跡。店舗面積は約4.5坪。席数は、テーブル=4席、カウンター=11席の計15席。

「菊長」のある小路の入り口

[広告]

 店主の菊地さんは、同フロアで営業中の老舗居酒屋「三芳八(みよしや)」で18歳のごろから約40年勤務した後、最近になり独立。「汐留の発展や駅周辺の再開発などで新橋エリアは近代的になったが、このビルの中は昔のまま。独立するなら、他の場所に挑戦するよりなじみのある場所が良かった。そんな時に、ここが運よく空いてくれた」と、菊地さんは話す。同店はフロアの奥まった場所、ビル中央にある階段の裏手辺りに位置。同ビル完成当時から営業を続ける老舗飲食店に囲まれており、「一見のお客さんは見つけづらいかもしれないが、隠れ家的な雰囲気が好ましい」という。

 料理は「ハツ」「レバー」(以上150円)、「カシラ」「タン」(以上170円)、「ナンコツ」「手羽先」(以上180円)など、串焼きをメーンに約40種類を提供。「塩豆腐 オリーブオイルがけ」「ハバネロもつ煮込み(小辛・中辛・激辛)」「じっちゃんの懐かし田舎の白菜漬け」(以上450円)、「馬刺三種盛」(1,200円)などの一品料理も。「ハバネロもつ煮込みと白菜漬けは、この店のオリジナル。店が落ち着いたら、扱うメニューの数を増やしていく」

 ランチ(15時まで)は、「だぁだぁ麺」(780円)と「冷やし中華」(800円)の2品。だぁだぁ麺は「もともとは賄い料理。甘みと辛味と酸味がミックスしたゴマ風味のラーメンで、他では食べられない一品」と、菊地さん。「冷やし中華は夏季のみ。涼しくなったら別の麺料理を提供する」

 ドリンクは、「ザ・プレミアム・モルツ生中」(480円)、たる詰めの「角ハイボール」(430円)、「ホッピーセット」(白・黒、500円)、「芋ッピーセット」「麦ッピーセット」(白・黒、以上550円)など30種類以上を用意。「芋ッピーには芋焼酎のさつま五代、麦ッピーには麦焼酎の八重丸を使う。焼酎のチョイスは私の好み。いろいろ試してみて、この組み合わせが私の舌に合った。ぜひ試してほしい」

 「店のある一角は、今も昭和レトロな雰囲気が残っている場所。路地に名前を付けるなど、周囲のお店と協力してこの一角のアピールができればうれしい」と話す。

 営業時間は11時~23時。日曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース