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新橋駅前ビルに鉄道バー「新橋停車BAR」-鉄道グッズ店経営者が開く

昭和の雰囲気を大切にしたという「新橋停車BAR」。店内には新橋駅の金属製駅名板も

昭和の雰囲気を大切にしたという「新橋停車BAR」。店内には新橋駅の金属製駅名板も

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 新橋駅前ビル2号館(港区新橋2)に11月22日、鉄道をコンセプトにしたバー「新橋停車BAR」(TEL 03-5157 -5072)がオープンした。

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 運営は、鉄道グッズの買い取り・販売を行う「交趣ギャラリー」を展開する交通趣味ギャラリー(新橋2)。同社はニュー新橋ビル4階の「交趣ギャラリー新橋本店」(本館・別館)を軸に、大阪、秋葉原、神保町にも支店を持つ。オーナーは幼少期から鉄道好きだったという大谷豪さん(35)。店舗名は汐留にある旧新橋停車場から。

 場所は地下1階で、小さな飲食店が立ち並ぶ小路の一角。店舗面積は5.1平方メートル、席数はカウンター6席。大谷さんは「乗り鉄」「撮り鉄」「音鉄」「モケ鉄」など、全てのジャンルを一通り体験し、1996年に「いつの間にか」鉄道グッズを売買する店をオープンしたという。現在は「電車に乗る程度」だが、「各支店への出張時の移動が苦にならない(笑)」と、趣味を仕事にした醍醐味(だいごみ)を楽しむ。

 飲食業への進出計画は以前より温めていたという。バーにしたのは、「酒も鉄道も好きなので、鉄道をテーマとした小さなバーを鉄道発祥の地・新橋で開きたかった」から。店内には鉄道好きが喜ぶ調度品を所狭しと並べる。灰皿はかつて車内で喫煙できた時代の鉄道用のものを使用。モニターには運転席から撮影された鉄道の走行風景と走行音が延々と流れるほか、カウンターにはジオラマを設置。一般的なスケールで普及している鉄道模型が走る。

 入店システムは、「新橋停車BARオープン記念入場券」(1,980円)を購入。同チケットは時間制で、ドリンク2杯とつまみ3点が付き、60分間「入場」可能。つまみは新幹線型の瀬戸物で提供し、各「車両」に枝豆や肉ジャガ、ポテトサラダ、煮玉子などが日替わりで「乗車」する。60分以降も、単品のオーダーで滞在できる。料理の単品メニューは、「池袋(=モヤシナムル)」「大塚(=冷奴)」(以上380円)、「原宿(=焼きそば)」(540円)、「大崎(=生ハムオリーブ)」など。ドリンクメニューは、「新橋(=サッポロ生ビール)」(620円)、「御徒町(=ハイボール)」(540円)など。

 ターゲット層は「あえて鉄道ファンではなく、一般のシニア層。昔を懐かしんでもらえたら」と大谷さん。「鉄道オタクは飲まない人が多いというのもある」とも。

 営業時間は18時~22時30分。水曜・土曜は貸し切り営業のみ。日曜定休。

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