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新橋SL広場で岩手・秋田の復興支援イベント-物産展・さんさ踊りも

「おでってくなんせ岩手」をキャッチフレーズにSL広場で広域盛岡市エリアの復興イベント行われている。写真はイワナの塩焼き

「おでってくなんせ岩手」をキャッチフレーズにSL広場で広域盛岡市エリアの復興イベント行われている。写真はイワナの塩焼き

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 新橋駅前のSL広場(港区新橋2)で11月1日・2日、岩手県盛岡市を中心とした広域観光圏による復興支援イベント「震災復興~いわて~ 盛岡・八幡平広域観光キャンペーン」が行われている。

「いわて・盛岡さんさ踊り」を披露するミスさんさ踊り

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 主催は盛岡市など、「盛岡・八幡平広域観光推進協議会」に参加する岩手県・秋田県の12市町村。今回のイベントにはその中の8市町村が出店する。出店するのは、岩手県盛岡市・八幡平市・宮古市・雫石町・滝沢村・岩泉町・紫波町と、秋田県鹿角市。

 イベントの目的は、「東日本大震災による風評被害を払拭(ふっしょく)するとともに復興に向けた力強い情報発信を行い、大きく落ち込んでいる盛岡・八幡平広域観光圏域内への誘客を図り、観光産業の振興と地域の活性化を促進すること」。来年4月から開始される「いわてデスティネーションキャンペーン」への布石の役割も果たす。

 盛岡市商工観光部観光課の高橋元一さんは「津波や被災地といったイメージが客足を阻んでいるようだ」と分析する。岩手県エリアの状況については、「震災の被害が少なかった内陸の方ではすっかり平常時に戻った。沿岸部の一部では今も課題が多いが、それでも前向きに復興に取り組んでいる」。今回、沿岸部からは宮古市と岩泉町が参加する。

 会場では、「盛岡冷麺」「じゃじゃ麺」「山ブドウジュース」「米」などの特産品のほか、屋台では地元の食材を使った料理を販売。メニューは、「行者にんにくギョーザ」「塩ホルモン焼き」「イワナ塩焼き」「焼き芋」「牛コロッケ」「短角牛串焼き」など。ドリンクも地ビールや地酒、ワインなどをそろえる。

 そのほか、盛岡の「ミスさんさ踊り」「さんさ太鼓連」による、東北を代表する夏祭り「いわて・盛岡さんさ踊り」も披露される。高橋さんは「新橋は人が多いので、たくさんの方々に楽しんでもらい、いいPRになれば」と期待を込める。

 開催時間は11時~20時(2日は19時まで)。

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