義理チョコ需要でラッキョウ入りチョコ、話題に-鳥取県アンテナショップ

シャリシャリというらっきょうの感触がするという「美人らっきょうチョコレート」

シャリシャリというらっきょうの感触がするという「美人らっきょうチョコレート」

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 鳥取県のアンテナショップ「食のみやこ鳥取プラザ」(港区新橋2、TEL 03-5537-0575)で現在、同県特産のラッキョウを使った「らっきょう入りチョコレート」が話題を集めている。同商品はこれまでネットショップを通じてのみ販売してきたが、店頭に並ぶのは同店が初めて。

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 同チョコは泊綜合食品(鳥取県鳥取市)の商品。ラッキョウ漬けを作る際に「形状が悪い」などの理由ではじかれる廃棄ラッキョウが「もったいない」ことから開発に着手した。開発過程では試行錯誤を重ね、ラッキョウの水分の処理やチョコの白化に苦慮しながら2008年末に製品化にこぎ着けた。

 その後数度にわたるリニューアルを重ね、昨年12月、「美人ラッキョウ」シリーズとしてデザインや形状などを一新。キューブ型のかわいらしいパッケージや健康なイメージから、上司などへの「義理チョコ」としての需要が多いという。

 実際の味わいについて、同県職員の山本圭介さんは「あまりラッキョウが主張せず上品。『砂丘の白い宝石』と呼ばれる鳥取の砂丘ラッキョウとチョコレートのマリアージュ(笑)」と表す。ラッキョウは細かく刻まれており、ラッキョウが苦手な人でも抵抗なく食べられるという。

 同社はラッキョウ漬けメーカーとしては同県内でJAに次ぐ2番手。「しかしながら、当チョコは手作りなので大量生産できないのが課題。現在、大手流通会社からの全国販売などの引き合いもあるが、対応を検討中」(同社広報担当者)という。

 「らっきょう入りチョコ」は、10粒入りの「美人らっきょうチョコ」(525円)と、ミルクチョコレート6粒とホワイトチョコレート6粒が入った旧商品(630円)の2種類。旧商品はアンテナショップにある在庫がなくなり次第、販売終了の見込み。

 ショップの営業時間は10時~20時。

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